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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
当事務所では珍しいネット営業から仕事の依頼をいただきました。
当初は贈与税についてのご相談だったのですが、面談してお話しを伺ったところ親御様の相続対策の仕事になりました。

相続対策案件というもの
親御さんには相当の資産があることは分かっており、相続税対策が必要であることは認識しているものの、子どもから直接親に財産について話をすることは気が引けるものです。
そこで第三者の税理士が入った方が、話がスムーズにすすむと見込んでのご依頼です。
当事務所では、相続対策案件は過去に実質4件の経験しかありませんが、いずれの案件も相続税額が明確になったことで、目の前が開けて気が楽になったと喜んでいただいています。
悩みを書きだす
デールカーネギー著の「道は開ける」は人生にはつきものの「悩み」の解消法のバイブルですが、
その一節に、まず「悩みを書き出すこと」が先決というものがあります。
頭の中でぐるぐると思い悩んでいると、まるで水面に気泡が浮き上がってくるように、ひとつの思いが浮かんでは消え、また浮かんでは消えするのがとめどなく続くように、いつまでたっても考えがまとまりません。
そこで悩みを紙に書き出してみると、自分が何について煩悶しているのかがはっきりとします。
そして、その書いた文字は勝手には消えませんので、それを目で認識し、そのことについて対処法の思考を巡らせることができます。
さらに、その対処法を同様に紙に書き連ねてゆけば、徐々に解決の道筋が見えてくるようになるというものです。
数値化するとすっきり
相続税対策についても同様のことが言えます。
まずは今現在の財産を書き出して、財産明細表を作成することで財産を金額、数値として認識できるようになります。
今回のお客様も、預貯金を複数の金融機関に預けておられましたが、預貯金の総額の計算をしたことはなかったのだそうです。
そして、相続税額の試算によって確定額ではないにせよ負担すべき相続税額が明らかになりますから、将来の目論見ができます。
それを踏まえたうえで、今置かれている状況で可能な相続税対策を講じればよいということになります。
今回のお客様も、親が高齢なので相続税対策はもはや手遅れではないかと懸念しておられました。
しかし、よく言われるように誰しも「きょうがいちばん若い」のです。
過去にタイムスリップすることができない以上、「今できること」をやるしかありません。
少なくとも、まだ相続は発生していないのですから、何かしらの対処法は必ずあります。
はやめに相談しておいてよかったと喜んでいただけるように、可能な限りの支援に努めてまいります。
【きょうのお仕事】
相続税申告案件の納品書類の仕上げを。税理士業も5年目になり、この作業もずいぶん慣れました。
【きょうの料理】
バターチキンカレーアレンジ。

