Table of Contents
当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
最近になってようやくChatGPTをはじめました。入り組んだ質問に対しても的確な回答が返ってくるのに舌を巻いています。

お客様がいなくなる?
とても便利だなと思う反面、近い将来、税理士の仕事の多くの部分がなくなるという予測をひしひしと実感します。
たとえば、ChatGPTに「相続税の配偶者控除について教えて」と聞けば、それなりにわかりやすい説明が返ってきます。
相手が人間だったら、「いい加減にしてください」と言われるくらいに、しつこく更問を繰替えしても嫌な顔?ひとつせずに前問を踏まえた的確な回答をしてくれます。
質問が複雑であっても、画一的・模範的な回答があるものについては人間の及ぶところではありません。
ただ、被相続人の家族関係が複雑だったり、過去の贈与や名義預金が関係していたり、土地の評価が微妙に難しかったりするケースになると、まだAIではカバーしきれません。
なぜなら「前提を正しく整理する力」「微妙な判断を下す経験」「人間関係に配慮したアドバイス」などには人間の力が必要だからです。
生き残る税理士可能性
将来のことを不安に思っていても、屁のつっぱりにもなりませんので、今のうちにいかに生き残れる税理士になれるか想像して準備しておかなければなりません。
ChatGPTがあることで、税理に依頼するお客様が減ることは確実ですが、いなくなることはないでしょう。それでもchatGPTなどで事前の知識を持ったお客様が増えてきます。
そういった一定の知識を持ったお客様に提供できるサービスに特化する必要があります。
それは結果として、「本当に税理士が力を発揮すべき仕事」に集中できるようなるということでしょう。
あと5年も経てば、税理士を取り巻く環境が激変しているかも知れません。それが不安でもあり楽しみでもあります。
【きょうのお仕事】
他の税理士先生が質問に見えました。わざわざお運びいただきありがとうございました。
移動時間をかけなくてよいのは、やはり助かります。
【きょうの料理】
肉豆腐。たまーに牛肉を使います。ごちそうさまでした。

