オーディオブックで没入感をたのしむ
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
今オーディオブックで、映画化もされている吉田修一の著作「国宝」(朝日新聞出版刊)を聴いています。
ちょうど下巻(花道編)を聴きはじめた際に、冒頭のシーンに聞き覚えがありました。
上巻を聴いている最中に、下巻を聴きはじめることはありませんから奇異に思ってよくよくかんがえてみたのです。
思い当たったのは、数日前に「文庫本の下巻の冒頭を読んだ」のでそのシーンを「前に聴いた」と勘違いしていたのです。

聴いても読んでも記憶は同じ
小説を読みながら、何か他ごとをするということはできませんが、小説を聴きながらであれば何かできますので、最近は主に読書はオーディオブックで聴書しています。
毎夕、晩ごはんの準備をしつつ小説を聴書するのですが、調理を進めつつ物語作品を楽しめますので、この時間が一日のなかでもとても充実したものとなっています。
本の内容を読み込んで、深く味わうには読書が適していますが、視覚だよりになりますので一定の集中力が必要となります。
その点オーディオブック聴書であれば、聴きとるだけですからその音声に没入することができます。
調理をしながらでも、車を運転しながらでもすることができ、横になって目を閉じていてもすることができます。
オーディオブック聴書のほうが視覚を働かせない分、想像力をよりたくましく働かせることができるようです。
「ながら」はダメ?
調理をしながらなど、オーディオブックは便利ですが、同時にすることの選択はしたほうがいいようです。
たとえば、筋トレとかランニングなどの運動系は、完全に聞きながせる音楽のほうがいいように思います。
物語の内容に気をとられてしまい、肝心の筋肉への氣がおろそかになってしまっています。
先日訪問した税理士事務所では、テレビが点けっぱなしになっていました。
テレビの音声に気をとられて、仕事の会話への集中力がおろそかになってしまいます。
人間は同時にふたつのことを並行してやることはできないと言います。
並行してやっているように見えても、実際には脳はふたつのことを行ったり来たりしているのだそうです。
つまり片方のスイッチが入ったり切れたり、入ったり切れたりを繰り返している状態なのだとか。
だからマルチタスクは脳をひどく疲弊させるものでもあるようです。
オーディオブックを聴きながら、何をするかの選択は慎重にしたほうがいいようです。
【きょうのお仕事】
税理士会の定例役員会に出席。ふだん一人で仕事をしていますので、たまに人に会うのはよい気分転換になります。
【きょうの料理】
顧問先の税理士事務所の焼き肉パーティーにお招きいただきました。
ありがとうございます。ごちそうさまでした。


