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日本全国路線価の旅~OB会の研修講師を拝命

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日本全国路線価の旅~OB会の研修講師を拝命

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行です。

毎月開催される税務署OB会の研修講師のご依頼があり、よろこんでお受けしました。

時間は30分程度、テーマは自由です。事務所のホームページで検索数の多い「借地権の取引慣行の有無の判断基準」についてお話しして、それにからめて「日本全国路線価の旅」というのも面白いなあと思案しています。

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借地権の取引慣行

相続税の申告をする上において、土地等の評価についての知識は欠かせません。土地等とは土地と借地権などの土地に付随する権利も含みます。

借地権は他人の土地を賃貸した者が、その上に建物を建築している場合にその賃貸人は借地権を持つことになることから、相続財産として評価する必要があるものです。ただ、財産評価の通達で評価する借地権は ”借地権の取引慣行がある地域” にあるものとされています。

資産税を経験した人間であれば、借地権課税は避けては通れないことなのですが、四国では法人税の課税上認識がされていない現況があります。

OB会では法人系の税理士先生が多いので、すこしは興味をもってもらえるかなと思いテーマにすることにしました。ですが、おそらくまったく興味を持たれないかも知れません。なにしろ、「借地権なんて四国には存在しない」という思考の方々ですから。

でもあえてそれを取り上げるのも一興と考えてチャレンジしてみます。なにも、法人系の先輩方に借地権課税を理解していただこうなんて大それたことを考えている訳ではありません。

相続税、贈与税ではこういう考え方で課税をしますというさわりのお話をするだけです。

日本全国路線価の旅

それだけではつまらないので、北は北海道から南は鹿児島まで路線価図を話題にしようかと考えています。

まずは鹿児島の指宿市から。鹿児島市から指宿市って、交通の便があまりよくなくて結構時間がかかるのですよね、名物の砂風呂には入ったことありますか?などという話題も入れながら。JR指宿駅前の路線価図を見てみると、借地権割合の表示が「F」や「G」のところがあります。また、路線価格のあとにアルファベット表記のない路線もあります。それもほんとに近隣の地域でそういった種々の表記がされており、とても興味深いですね。

つぎは、一気に北へ飛んで北の大地です。北海道は札幌市の最高地点、札幌駅前です。なんと路線価が600万円以上もします。高松の20倍にもなりますね。やはり人口が集中する地域の地価は高いのですね。

最後はやはり東京、銀座です。東京というより日本の最高地点です。中央区銀座五丁目銀座中央通りなんと4千万円以上します。桁違いに高額です。借地権割合はA表示、つまり90%ですね。

まとめ

研修の目的自体がこれをやらねばならない、ではありませんので、こんな感じでお楽しみいただければいいのかなと考えています。私だけではないと思うのですが、地図を見るとわくわくしてくるのです。これは想像ですが、鳥の目線になれるからではないかなと。つまり、浮遊感、自分が鳥になって飛んでいるような感覚を味わうことができるからだと思われます。

路線価図も地図の一種ですから、資産税のお話しにからめてご覧いただければ、ただ税法云々をレクチャーされるよりは、楽しいと思うのですよね。

【きょうの料理】

鶏モモのひき肉をお揚げに詰めて、600Wで6分間レンチンしました。ソースは乾麺のうどんに付属していためんつゆ(20CC)を3倍にうすめて、砂糖小さじ二分の一、酢小さじ1を加えてちょっと煮詰めたものです。カンタンですがとても美味しい。わざわざ鍋で煮なくても、レンチン+αで美味しいものは作れます。

abudama
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