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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okataktax.com)です。
ある税理士先生の事務所の構成人員から、主要メンバーがひとり抜けるという話を聞いて、組織運営の難しさを感じました。
組織というもの
私は2020年までの32年間を税務職員として過ごしました。四国4県を所掌する高松国税局は、国税局の中では、小さな所帯とはいえ総職員数1600名の組織です。
突発的な事情でどこかの部署に欠員が発生したとしても、どうにでも人員のやりくりができるということを何度も目の当たりにしてきました。人数がいるためにやりくり、替えが効くのです。
そこへいくとほとんどの税理士事務所は、数名規模の小所帯です。
軽い業務のみのメンバーがひとり欠けても事務のながれが滞る状態なのに、重責を担っているメンバーが欠けてしまうとそのダメージは相当に大きなものとなります。
そのダメージは事務所そのものの存続に影響を与えかねない影響がでる可能性もはらんでいます。
国税局のように、欠けたメンバーと同等の能力の人をすぐに手当てできるようなあてはなく、残されたメンバーでどうにか乗りきるしかないのです。
ひとり税理士の潔
ひとり税理士はひとりです。
自分ひとりしかいませんので、ケガをしたり体調を崩したりすればそれが即仕事がまったく進まない事態に陥ります。
仕事はすすみませんし、報酬も入ってこなくなってしまいます。
なんて不安定なことを生業にしているのかと、こうして書いていても思いますが、そこのところがひとり税理士の潔さだと私は気に入っています。
仮に最悪の事態に陥っても、自分が責任を負えば済むので気分的に非常に楽です。
できるだけシンプルに生きたいものですね。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
【きょうの言葉】
宇宙は全体としては、よりよい方向にすすんでゆくように運命づけられている。生命の誕生から進化の過程を鑑みればそれは紛れもない真実である。
【きょうの料理】
ゆで海老と豆腐の味噌ソース。(雑煮で余った白みそ消費レシピ)
【相続税専門】岡田隆行税理士事務所 ℡087-816-8889
国税での32年間の資産税事務経験を活かして、相続税に関するサポートに尽力します。
事務所は高松市国分寺町、趣味は料理とバイクです。