理解する気持ちを忘れないように(金曜日)
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
私は今年で57歳になります。
よく歳をとって物覚えがわるくなった、という話を耳にします。
たしかに、自分でもそうかもしれないなと感じることがあったりします。
思い込みを外す
そう感じながらも、もう歳だから物忘れするのも体力が落ちるのも仕方がない、と思い込まされている部分は必ずあると思われます。
仕方がないことはないことでも、「仕方がない」と鼻からあきらめている部分がかなりあるのではないか。
やればできるのに、「仕方がない」とあきらめてしまえば楽ですからね。
自分に楽をさせないために、なにか分からないと思うことが出現してきても、理解しようと努める姿勢は崩さないように努めています。
そうして集中して取り組む気力さえあれば、仕方ないとあきらめることなんて、そんなにないのではないでしょうか。
忘れることは余白を作ること
忘れるということを、後ろ向きに捉えてしまいがちです。
しかし、人にもよりますが人間の脳はそんなにいっぺんに記憶にとどめることはできません。
あまりに大量の情報処理で脳が疲弊してしまうと、いざという時に役に立ちませんから、必要のない情報は忘れるようになっているのが自然なこと。
よくない、つらい記憶をひとつ残らずずっと保持しつづけていたら、それこそ生きていること自体がつらいものになってしまうことでしょう。
ですので、忘れることは極めて自然であたりまえのことなのだというとらえ方でいれば、記憶力の低下を気に病むことも少なくなるのではないでしょうか。
忘れるのは年齢のせいではなく必要な機能である、と考えれば何も怖いものはありません。
