相続専門税理士の静かな営業活動 毎月の会合への出席
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
私は20歳から32年の間、税務職員として勤務し52歳の時に早期退職して、開業税理士となりました。
32年間の税務職員をしたいた間、ずっと資産税事務を担当していましたので、法人税や個人事業税の顧問先はもたずに、相続税専門の税理士とすることにしました。
経験のない他の税目の顧問先をもって、一から勉強して苦労して安定収入を得ている方も大勢いらっしゃると思います。
ただ、開業当初に同じ資産税系統で先に税務署を退職した先輩が、法人の決算のルーティンに苦労しているという話を聞いていたのです。

相続税理士は不安定
相続は人の死によって発生する偶発的なものですから、案件が安定的にあるわけではありません。
実際、開業当初はほんとに仕事がなくて、「暇つぶし」をよくしていました。
それが時を経るごとに、知人が増えるにつれて少しづつ仕事の依頼が増えてきました。
私は税理士開業後にこれといった営業活動というものをしていません。
営業と言えば、事務所のホームページとこのブログのネット営業、それから毎月開かれる税務署のOB会への出席は続けています。
OB会への入会は、先に税務署を退職した同期税理士先生が推薦してくれたのです。この先生には開業当初から、現在にいたるまでお世話になりっ放しで、足を向けては寝られません。
毎月出席して雑談
せっかく推薦してくれて入会できた会合ですので、毎月の例会にはよほどのことがない限り出席するようにしています。家業から5年ずっとですから、もう習慣化してしまっています。
会に毎月出席する人は20名前後で、そんなに変わり映えがするものではありません。
マンネリといえば確かにそんな会合ではあります。毎年税務署を退職して開業税理士となった何名かが新たな会員として加わりますが、続けて毎月出席される人はほんの数名をのぞきあまりいません。
私は会合の本体部分よりも、会合が始まる30分前には会場に着いて、三々五々あつまってくるメンバーの方々と雑談することを主眼においています。
これは心理カウンセラーラッキーさんのYouTube動画で学んだことなのですが、「人と人との間の壁を低くするのは雑談の量」ということと、「雑談するには会合の場所に早く到着する」ということです。
たしかに会合が始まってしまってからは、席について講演を聴くのですから、雑談を交わす訳にはいきません。その後の懇親会で話はできますが、指定ではないもののたいてい占める席は決まっているので、あまりうろうろするのも気が引けてしまいます。
そこで、会の始まる前の時間が雑談にはもってこいなのです。
静かな営業活動
毎月必ず出席していると、見ていないようで見てくれている人はいるものです。
必ず出席しているということが、ひとつの信用となって仕事の依頼につながることがよくあります。
開業後5年が経過してますので、毎月の会には60回以上出席している計算になります。
人との親密度は顔をあわす回数に比例するそうです。
この会合が私の静かな営業となっているのです。
【きょうのお仕事】
以前は紙の申告書に受付印でしたが、電子申告となってからは「受信通知」が受付印の代わりになりました。
お客様へは「受信通知」を紙で印刷して、郵送することにしています。そのうちこれも電子化されるのでしょうか。
【きょうの料理】
ブタキムです。ごちそうさまでした。

