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企業が消費者の時間を奪い合っている?~限りある時間の使い方

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企業が消費者の時間を奪い合っている?~限りある時間の使い方

日経新聞によると、最近の楽曲はタイパ(タイムパフォーマンス)重視で、イントロが半減しているそうです。イントロのない曲もあるそうです。
そこへいくと、B’ZのLOVE PHANTOM(1995)のイントロはなんと1分20秒!
いい時代だったのかなあ。

smart-watch

背景はサブスク

都内ではたらく26歳の女性で、ドラマの視聴は1.25倍速が基本だという方の声が紹介されています。

「ドラマの間(ま)とか情景描写が嫌。とにかく先を知りたいし、無駄な時間を過ごしたくない。」

日本経済新聞2022年9月13日号より

間(ま)もドラマのうちだと思うのですが、とにかくサブスクリプションで定額課金されますから、「見なきゃ損だ」という心理が働いて、とばしとばしに見て要点だけ確認したら、また次の作品を見るといった鑑賞のしかたなのでしょうね。なんだか、製作者の方々の苦労も水の泡で虚しい感じがします。

少し昔の話ですが、何枚もDVDレンタルをしたら見方が荒っぽくなるというのを聞いたことがあります。こんなにあるんだから、もっと楽しめるものはないかとつぎつぎと早送りで見とばしてしまうのでしょうね。

DVDレンタルなら借りられる枚数に制限がありますから、まだましですよね。サブスクリプションの動画コンテンツですと、無制限ですからそれこそ死ぬまで見続けても見終わることがないということになってしまいます。

時間は資源という考え方

特に若い世代は不安定な低成長期で育ち、少しでも時間という資源を有効に使いたい意識が強い。

日本経済新聞2022年9月13日号より

デジタル化で豊かな生活がおくれるようになるのかと思いきや、溢れかえる情報の波に飲み込まれて溺れかけているように感じます。

「限りある時間の使い方」のオリバー・バークマンさんが言うように、そもそも情報・タスクが過剰でそれをすべて処理できる時間は残念ながらわれわれには与えられていません。

企業としては、それがお仕事ですから、興味を引くコンテンツを巧みなありとあらゆる手法でもって攻勢をかけてきます。

それをいかにうまく取捨して、いかに楽しくこの与えられた奇跡の時間を過ごすかというスキルが現代に生きるわれわれに問われているのでしょう。

【きょうの料理】

なすびと豚バラきのこ炒めです。
材料は、にんにくひとかけ、豚バラ薄切り肉150g、なすび2個、シメジ1パック、長ねぎ20㎝です。
具材をフライパンに入れて、分量外の酒を回しかけて蓋をして蒸し焼きにします。だいたい火が通ったら、味噌大さじ2、酒大さじ2、みりん大さじ1、醤油小さじ1、砂糖小さじ2をよく混ぜ合わせたものを回しかけて、ざっくりとからめたらできあがり。

豚バラ肉のこくで、おいしくいただけます。

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