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おはようございます。税理士の岡田隆行です。
税務署早期退職組の先輩税理士がおっしゃいました。
「ああ、また確定申告期がやってくる。気分が重いなあ~。」
確定申告期は気が重い先輩
先輩は税務署での現職時代から、確定申告期は気分が重たかったそうです。
たしかに、個人課税関連の部署にとっては繁忙期で残業も多く、連日の窓口対応でストレスも多い時期です。
でも、個人事業主となった今では、「かきいれどき」でやりがいを感じられる時期なのではないかなと思うのですが、そうでもないようです。
顧問先を持たない相続税理士のわたしはと言えば、税務支援(確定申告相談の応援)に出掛けて行かなければならないくらいのことで、まったく重荷には感じていません。電話相談センターでは一日中しゃべりっぱなしでストレスも多いですが、修行のつもりでこなしています。
現職時代は確定申告期のほうがよかった
資産税担当を含め個人課税関係の税務署職員は、7月の異動時期から年末までは調査事務、年明けから確定申告期で、それが終われば異動までまた調査という年間ルーティンでした。わたしは調査事務がまったく好きではありませんでしたので、むしろ確定申告期に内部事務をしているほうが気分的には楽でした。
調査事務も向き不向きがあり、わたしには向いていませんでした。なぜなら、他人が嫌がることをしなければならないからです。税務調査が好きな納税者はいません。税務署には調査に来てほしくないと100パーセントの人が思っているのです。
「じぶんがされて嫌なことを、他人にしてはいけません。」と教えてくれたのは親だったのか、小学校の先生だったのか覚えていませんが、その嫌なことをすることが当時のわたしのお仕事だったのです。
ずっとどこかに罪悪感を感じながらお仕事をしていました。いまはそれがない、そのことだけでも、早期退職した甲斐があったというものです。
【きょうのお仕事】
せっかくまわしていただいたお仕事が「スカ」の場合もあります。その時こそがチャンスで、その「スカ」をいかに「当たり」に変えることができるのか、と前向きに思考しています。
【きょうの料理】
ホッケのひらきと大根おろしです。
調理の手間はパックから出して、魚焼きグリルで焼くだけ。弱火でじっくりと。うちのIHグリルでは10分でいい感じに焼き上がりました。超カンタンなのにおいしい。レトルト食品なみのカンタン料理です。