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当ブログをご覧いただきありがとうございます。税理士の岡田隆行です。
税理士会の税務支援で所得税の確定申告相談に従事しています。基本的に申告書はe-Taxで電子送信します。電子送信には、必ずマイナンバーの入力を求める画面が表示されます。申告書を提出する納税者本人と扶養している人の分もです。
申告の都度提示を求める必要性は?
そもそも、e-Taxで申告書を電子送信するには利用者識別番号が必要で、その番号と暗証番号により本人確認が出来て初めて申告書の送信ができるものです。そこで本人確認ができているのに、さらにマイナンバーまで入力を求めるというのは理解に苦しみます。
また、確定申告会場に見える方は、申告書を提出する本人ばかりとは限りません。代理人の方も多数いらっしゃいます。特に、高齢の親御さんの代わりに、そのお子さんが来場することが多いです。その代理の方にマイナンバーカードの提示を求めるのは、如何なものなのかいつも考えてしまいます。
なくても送信(提出)は可能
そして、マイナンバーを入力してもしなくても申告書の送信は可能です。しなくてもよいものは、時間と労力の無駄なので、しなくてもよいのではないのかなと私はいつも考えます。
やるのならやるで、たとえばマイナンバーを住所・氏名・生年月日と同レベルの必須入力項目に位置付けて、マイナンバーの入力を必須事項とし、入力がなければ申告書を送信できないようにすべきです。
それから、マイナンバーを入力すれば住所、氏名、生年月日の入力も省略できるようにすればずいぶん省力化になります。
でも、そんなことになると、無申告案件が頻発してしまい混乱の収拾がつかなくなるだろうから、必須とはしていないということなのでしょう。
郵便番号についても
郵便番号についても同じで、7桁の番号を入れるのであれば、その番号で分かる部分の住所の記載は要らないのではないかといつも思います。もしかしたら、要らないのかも知れませんが、例えば”~県~市~町~丁目”の郵便番号を記入すれば、あとの住所地番の番号だけ記入すればよいのではないでしょうか。どうしてわざわざ、7桁の数字を書かせながら、さらに住所の文字まで書かなければならないのか。
そんな思いから確認したところ、7桁の郵便番号さえ正確に記入しておけば、市区町村名までは省略して構わないそうです。たとえば「香川県高松市番町1丁目8-15」であれば、「〒760-0017 番町1丁目8-15」と記載しておけば支障はないのですね。でもどうせなら「番町」(町域と呼ぶそうです)も省略したいですね。そうすれば「〒760-0017 1丁目8-15」とずいぶんとシンプルになります。
ただ、あまりに宛先を省略しすぎると、雑な印象になってしまうということはあると思います。受け取る相手方が、丁寧さに欠けていると受け止めることがあるということですね。
【きょうの料理】
鯖味噌ならぬ鰆味噌です。切り身魚は量の割にお高いです。なかなか手が出ません。調理のこつは火を通し過ぎないこと。通し過ぎると、ぱさぱさになってしまいますから。ただ、ぎりぎりを攻めすぎて部分的に生だったりもします。アルミホイルを被せて、蒸気を対流させて軽く煮立ててほどよく火をいれるのが良いようです。