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当ブログをご覧いただきありがとうございます。税理士の岡田隆行です。
「今」の感情をよく味わうことを習慣にすると、あまり悩まなくなります。
食事瞑想
最近私がよくやるのは、ごはんをいただいている時にその味をよくよく味わってみること。久我谷亮さんの「最高の休息法」に食事瞑想(マインドフルイーティング)と紹介されていました。その食べ物そのもののかおり、嚙んだ時の歯触り、舌触り、口に含んだ時に鼻に抜ける匂い、味はどうか、どのくらい咀嚼するか、口から喉へ入った際の感触、食道から胃袋まで落ちてゆく感覚までつぶさに味わってみます。
この食べ方はすごく時間がかかりますから、ずっとやっている訳ではありません。でも、そういう風にごはんをいただくと、食べものに興味が湧いてきます。それに唾液もよく分泌されるのも手伝って、内臓の消化もいいと思うのです。これが、テレビやましてスマホに気を取られながら食べるのとは身体の反応が確実に違います。他ごとに気を取られながらの食事が、消化不良の一因になっているのではないでしょうか。
それから、こういう風にご飯をいただくと、その間は食べものに集中していますから他ごとを考えません。他ごとを考えないということは、悩まなくなるということです。
悩みの大半は過去と未来のこと
悩みは、過ぎ去ったことや将来のことを想像して、その妄想が要因になっていることがほとんどです。今に集中してそのようなことを追い出してしまいましょう。デールカーネギーの「道は開ける」の最初に登場するのは、英国の名医サー・ウィリアム・オスラーのお話しです。その標題は「きょういちにちの区切りで生きる。」
樺沢紫苑さんの「言語化の魔力」にも、「今」にフォーカスすると悩みが消えるという項目があります。その悩みはいつの悩みなのか、時間軸をはっきりと認識するという悩み解消法です。過去にやったことの後悔、未来に対する不安、いずれも「今」起こっていることではないのに、それで頭が一杯になってしまっている。後悔はそれを教訓にすること以外はまったく良いことはありません。忘れてしまうことがいちばんです。未来への不安は、自分が手出しできないことに関しては害でしかありません。自分が手出し可能な割合を、いくらかでも高められるのであればそれをやってゆく他にやることはないのです。
きょういちにちもあっという間に過ぎ去ってゆきます。そこで後悔しないためには、とにかく「今」この時を大切に過ごすこと、それ以外にはありません。
【きょうの料理】
定例のOB会のお弁当です。会食の時には食事瞑想はできませんね。