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分かってみればなんでもないこと~分からないという不快感に耐える

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分かってみればなんでもないこと~分からないという不快感に耐える

当ブログをご覧いただきありがとうございます。税理士の岡田隆行です。

お仕事中でも、プライベートでも問題にぶつかってしまうことって、日常的に起こりますよね。ところが、よく事実を確認して、その原因が分かってみれば「なんだ、そんなことか」ということって案外多いのではないでしょうか。

☞ 分からない不快感への耐性を持つ~限りある時間の使い方

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分からないことは不快なこと

エクセルでコピーそして張り付けを繰り返していたときのことです。張り付けると、意図した範囲の張り付けができない状態になりました。4行分のセルを張り付けているのに、1行だけしか張り付かない!何度繰り返ししても、結果は同じ。

すわ、ウィルス感染か?と思いましたが、1セルづつやればできるので、こわごわ作業を続けました。

つぎに「おかしい」状態になったのは、関数COUTIFを使って相続人ごとのある項目の数を数えようとしたときでした。演算結果のほうが、検算してみた結果より2多いのです。これは、ほんとうにウィルス感染したか? それとも、演算式になにか自分の知らない規則があって2多い結果がでてしまっているのか?

Googleさんに聞いてみても、これといった回答は得られず、エクセルの本を開いてみても、型通りの解説がされているだけ。そんなにとんでもない量ではなかったので、手計算してみました。手で数えて見てもやはり演算式のほうが2多い。これはどうしたことかと悩むことしばし。

そんなにデータの量も多くはないし、実際に正確な数を数えることはできている訳ですから、あえてこの関数を使わなくても済みます。ですが、この不快感に耐えられず、ここで投げ出してはこの関数の謎は解けないままになってしまいます。そこで思い出したのはこの本のことでした。

☞ 分からない不快感への耐性を持つ~限りある時間の使い方

よく観察すること

この本では自動車の修理のエピソードが登場します。ある機械が”苦手”な男性が、自動車の修理を自分でやってしまう人に「あなたはすごい人だ」と賞賛します。でも、賞賛された人に「すごくなんかない、よく見たら誰にでもわかることですよ」と言われてしまいます。

そうなのです。大抵のことは自分の苦手意識が先に立ってしまい、「ああ、もうだめだ。私は○○が苦手だから。」と諦めてしまって、さらに苦手意識を深めてゆくというスパイラルに陥ってしまうというのです。

そこで、よくよくディスプレイのエクセルの表を観察してみると・・・解決しました!

原因は”表の行の一部が非表示になっていた”だけのことでした。種々の案件に使い回している表だったので、以前何か必要があって非表示にしていたことに気がつかなかったのです。それで、貼り付けしても非表示行部分が見えないために、正確に貼り付けできていないと勘違いしていたのでした。

また、COUNTIF関数も非表示部分のデータの数を数えていたために、2多くなっていたことが分かりました。これで問題解決すっきりしました。ちょっと時間がかかってしまいましたが、分かってみればなんてことはないことで、もやもやと妄想を膨らませていたのでした。

それは「よく観察すること」で解消されました。よく観察するということは、より多くの事実関係を把握するということとも言い換えられます。多くの悩みは、悩んでいる事柄に関連する事実関係をつぶさに把握することによって、解消するものと思われます。今度何かお悩みに直面したら、もやもや悩むのはやめにして、ひたすら事実の把握につとめてみることをおすすめします。

案外、「なーんだ」と言って解消してしまうかも知れませんよ。

【きょうの料理】

ピリ辛豚大根炒めです。豚こま肉に豆板醤とお酒をもみ込んで、フライパンで焼いてから、別のフライパンで蒸し焼きにしておいたピーラー大根とあわせて、醤油をまわしかけてさっとまぜればできあがり。

butasan

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