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パッケージ商品のほうが集客できるのか 相続まるごとパック

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パッケージ商品のほうが集客できるのか 相続まるごとパック

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

懇意の先輩税理士の事務所は事務員さんを十数名も抱える大きな事務所です。そこへ先日伺った時に、相続まるごとパックのサービスを計画されているとお話しがありました。

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パッケージ商品のほうが儲かる?

相続まるごとパックですから、相続税の申告書作成だけでなく、相続にまつわる手続き関係を引き受けるということを想定されているようです。

その先生は行政書士の登録もしていますので、遺産分割協議書の作成、戸籍謄本の収集、取引金融機関の手続き、生命保険手続き関係、水道・電気など生活インフラの手続き、保有固定資産の確認、さらに提携司法書士に依頼して不動産の相続登記手続きまでを網羅するといいます。

私のイメージでは、ワンストップサービスともいえるこういったサービスは、司法書士事務所が得意とするところなのだろうなと思っていたのですが、それをやろうとされているようでした。

パッケージ商品いろいろ

パッケージ商品もいろいろとあります。

生命保険契約

思い浮かぶのは生命保険契約です。養老保険や終身保険は、本来の保険の保障部分と積立金部分とのパッケージ商品です。

保険とは万が一、自分では賄えない額のお金が必要になった時のために掛けておくものです。ですから、万が一の時に必要となる額を見極めて、その額の保障が受けられるような掛け捨て保険がもっとも合理的な選択です。

人がみな完全合理主義であるならば、養老保険も終身保険も存在しないはずなのですが、そうではない人が多いようです。

その根底には、自分の将来を真剣に考えることが面倒くさいという考えがあるようです。

周囲の同調圧力によって、保険に入っておかねばならないとは思っている。でも真剣に将来のことを考えるのが面倒だから保険会社の言うなりに契約してしまっている人が多いものと推測されます。

総合工務店

家は、大工さん、屋根職人、左官さん、電気工事、水道工事、内装工事、外構工事などそれぞれの専門職の集大成です。でも、施主がいちいちそれぞれの専門職に依頼するのはそれぞれの工事の順序や日程の段取りが大変で、とても面倒です。

そこで、それらの専門職を統括する工務店さんの登場となって、住宅はパッケージ商品化しているのです。

商品とその物語

先日読んだマーケティングの書籍では、商品だけではなくて、ストーリーを共に売りましょうという提案をしていました。

その商品が生まれたエピソードを顧客に伝えることで、その物語ごとお客様に買ってもらおうというのです。いわば、それもひとつのパッケージ商品と言えるのかも知れません。

ひとり税理士には難しい

当事務所は人手がたったひとりなので、相続まるごとパックをラインナップに加えることは難しいです。とにかく身ひとつしかありませんので、ひとつの業務にかかっていると、他のことがまったく進まないからです。

そういった事情から、むしろやることを限定的にする方向で考えるように心がけています。法人や個人事業の顧問先を持たないというのもそのひとつです。

被相続人の年代にも左右されますが、昨今の相続案件は相続人数が少ないことが多いと感じています。そこから考えると、戸籍の収集もそんなに大層な作業になることも少ないと思うのですが、そういった手続き関係を面倒だと感じる方もいらっしゃるのでしょう。

【きょうの料理】

鶏もも肉と茄子の甘酢あん。お酢が夏向きです。

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