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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
今日は午後から評価の依頼を受けている不動産の現地を確認に出張しました。ストリートビューで見れば、現地に行った感覚になりますが、やはりライブは違います。
そうだったのか!の面白さ
今日の現地確認は、もとは農地(田んぼ)で現在は郊外型店舗の敷地の一部として貸し付けられている土地です。
法務局の地図を閲覧したところ、ほぼ整形な画地で、道路には直接接しておらず、水路に面した一辺に張り出した箇所があります。
張り出した箇所を航空写真で見ると、舗装されていないように見えます。そのほかは店舗の駐車場として利用されているようです。
この張り出した部分は駐車場とは隔てられて、利用されていないのではないかと想定されます。
そこで、現地を確認したところ、駐車場との間にフェンスはあるものの、一部分が通過できるようになっており、未舗装部分にはベンチが設置されていてちょっとした広場になっていました。
おそらく、広場部分は土地の形がいびつなため舗装せず、その部分をカットして、整形地にして駐車場として利用しているようです。ただ今回のケースでは、公園部分も賃貸の対象になっていることから、底地の評価額に影響はしないものの、こういった情報は現地に来てみなければ得ることができないものです。
まずは地図と航空写真で俯瞰してみて、現地の状況を想像します。そして現場に赴いてその想像とどう違うのか確かめます。
このバーチャル世界とリアル世界とのギャップに驚きやら、発見があり、それが現地確認の面白さのひとつです。
観光にも通じる
この現地確認の感覚は、観光旅行にも通じるものがあります。
最近オーディオブックオーディブルで「世界のニュースを日本人は何も知らない」(谷本真由美著・ワニブックス)を聴きました。それにギリシャ観光のことが書いてありました。
ギリシャと言えば、白亜の建物群とコバルトブルーのエーゲ海をイメージしますが、あの旅行会社のパンフレット写真は、観光客のいない時間を狙って撮影されたものだそうで、実際に現地に行くと、わんさか人がいてとてもあの写真のような美しい景色を堪能することはできないそうです。
それから日本人が大好きなアメリカ合衆国、ニューヨーク、ラスベガス、フロリダ、グランドキャニオンなど有名な観光地が所狭しとありそうなイメージですが、実際は漠々とした砂漠を気が遠くなるくらい移動しなければ、目的の観光地にはたどり着けないだだっ広い国というイメージだそうです。進めど進めどただただ同じ景色が広がっているのがアメリカという国なのだそうで、日本に住んでいる人間には、その広さ感覚を実感することは難しいということなのですね。
そう言えばある本に、アメリカの自動車事故の話が書かれていました。
それは、アメリカの砂漠に通っている一直線の道路で、よく追突事故があるそうです。しかも単独の事故です。何にもない、一直線の道路で何にぶつかるのか?それは道路標識だそうで、そういった事故がたびたび起こるそうです。何もないから標識に目が釘付けになってしまって、ぶつかってしまうというのです。それくらい、辺りにはまったく何にもないのですね。
観光も現地確認のひとつです。行ってみて、はじめて分かることはたくさんあるということです。ある意味で観光旅行のように楽しめます。不動産評価の仕事を増やすにはどうすればよいか、考えてみるのもまた楽しいですね。
【きょうの料理】
辛くないマーボー豆腐です。マーボー豆腐から豆板醤を引いて、玉子とじにしたものです。たまにはやさしい感じでいいですよ。