Table of Contents
当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
週に一度、日経新聞の見開き片側一面に世界の絶景スポットの写真に添えて、著名人のエッセイが掲載されています。今週は大企業の偉いさんの執筆で、筆者のプロフィールを見ると1960年生まれとあります。自分より8歳だけ年上の方だと知り、この偉いさんに比べて、自分は成長できていないな~という感覚を持ってしまいました。
感覚だけは30代?
みなさんは自分自身を、自分の年齢相応と感じていますか。
実年齢よりもずっと若く感じている方、まあ年齢相応だと感じている方、実年齢よりもずっと老け込んでいると感じている方さまざまだと思います。
私は今年で55歳になりますが、体力の衰えは日々感じていますし、以前に比べ簡単な暗算ができにくくなったとか、人の名前がなかなか出てこないなども感じています。
ただ、自分と同世代の成功者とか、大企業の偉いさんなどの活躍をニュースなどで見ていると、自分の年齢を実感すると同時に、自分はまだまだ未熟者だなと思ってしまいます。
その成功者や偉いさんたちが、とても成熟した大人に見えてしまい、ついつい自分のことを卑下する感情を抱いてしまっているのでしょう。
同じアルバイト経験者
大企業の偉いさんのエッセイの内容は、洋酒の香りを嗅ぐと、学生時代に酒屋さんでアルバイトをしていた時代を思い出すといったことした。現在ではもう見られない、雑多な飲み屋街にいた水商売の女性や、居酒屋の主のことを回想するのだそうです。
私も税務署に入る前に数か月間、酒屋さんで酒の配達のアルバイトを経験したことがあったので、そのエッセイが妙に印象に残ったのです。
酒屋が店の表から入ってくるなとか、ワインを運ぶときは振るなとか説教されたり、酔っ払いに罵られたり、ちょっと癖のあるアルバイトの先輩とケンカしたことなど数か月の間でしたが、いろいろと経験ができてよかったと自分では思っているのです。
しかし、大企業の偉いさんと学生時代は同じバイトをしていたのに、自分はその偉いさんほど成長できていないと感じてしまっている自分もいます。
悩みは比較から生じる
これは、比較することから生じる弊害です。他人の収入を知りたがる人の話にも通じるものがあると思います。人と自分を比較して、俺はあいつに勝っているとか、負けてしまったとか勝手に思っているのです。
本来、人生に勝った負けたはありません。一切の事象は中立であり「空」なのですから、大企業の偉いさんは、大企業の偉いさんであり、地方都市の相続税理士は、地方都市の相続税理士であって、どちらが偉いとか、どちらの勝ちだとかいうことはありません。(収入の差はあるでしょうが・・・)
大企業の偉いさんの方が地方都市の相続税理士よりも偉いとか、勝っているとかいうのは、自分や世間という人のかたまりが勝手に思って判断しているだけのことです。
いつもそう考えるようにしているのですが、やはり刷りこまれたものがそんな判断をしてしまうのでしょう。
【きょうの料理】
豚キムです。調理する1時間ほど前に、国産豚こま肉に醤油少々と酒大さじ1をふりかけて、よく揉んで下味をつけておいたのが奏功しました。おそらく酒の成分が肉を柔らかくしてくれるのでしょう。とてもやさしい感じの豚キムになりました。