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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
私は、税務署の職を辞して3年になります。ここの所自分が税務職員だった時から現在までに得た知識と経験の価値は、他人様に必要とされていると実感することが多くなってきました。
人が欲してやまない感情
取引先の税理士先生もそうですし、その事務所の事務員の方からも、頼りにしていますとの言葉をよくいただけます。
それは人が常に欲してやまない承認欲求を満たしてくれるありがたい言葉です。
「先生がいてくれると安心です。」「先生に依頼してよかったです。」「先生が来るのを待っていました。」
税務職員だった時にはそういう感覚を味わうことはほとんどありませんでした。
税務職員という伽藍
私は税務職員としての出世とは縁遠い存在で、52歳まで勤務しましたが、一度も管理職にどうかという声をかけられたことはありませんでした。
勤務成績がよくなかったのでしょうし、そもそも勤務への意欲というものはありませんでしたからそれが原因なのでしょう。はっきりとした理由はもはや確かめようもありません。
考えてみれば、上役や同僚から頼りにしていますなどと、声を掛けられたことはありませんでした。
そもそも、公務員の仕事はすべて事務処理であり、年間計画をこなすのが当たり前の世界です。
私の勝手な感覚なのかも知れませんが、やって当たり前の世界では承認欲求を満たしてくれる人はいません。
周りが全員税務職員という伽藍の中で、皆が相応の知識と経験をもっています。
外の世界から見れば価値のある知識と経験を持っているのに、伽藍の中では持っていて当たり前の知識と経験でしかないので気がつかないのです。
【きょうの仕事】
相続税案件の納品をしてきました。申告期限は来年ですが、出さないと入ってこないので、終わらせられる案件は早めに終わらせます。
【きょうの料理】
牛丼風煮物です。牛こま肉と玉ねぎと牛蒡で、すき焼き味の煮物です。