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申告内容で差別化するのは難しい ではどうするか 相続税理士のジレンマ

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申告内容で差別化するのは難しい ではどうするか 相続税理士のジレンマ

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

お客様に選ばれる相続税専門の税理士となるには?といつも考えています。

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申告内容での差別化は難

作成する申告書の内容で差別化することは難しいでしょう。

その理由としては、お客様は私が作った申告書と、他の税理士が作った申告書とを見比べることはないからです。

比べるどころか、ほとんどのお客様は相続税の申告書を見るのも初めてと思われますので、それも当然のことと言えます。

申告書作成を依頼する税理士を選んでしまったら、やっぱりあなたに頼むのをやめますと言うのは、相当心臓が強くないとできないでしょう。

もしくは、完成した申告書の内容を他の税理士に確認させるお客様は、まずいないものと思われます。

申告書の提出後に、その内容を見直して財産評価額を下げられれば成功報酬を取るビジネスを展開している税理士もなかにはいるようです。でもほとんどのお客様は、申告書を出してしまえば、ひとつ片がついたということで、安心して相続税の申告のことはもう意識しなくなるというのが普通の感覚だと思います。

申告書の内容、土地の財産評価の内容についても、自ら学習すれば違いが分かる方もいるかもしれませんが、そこまで学習する方なら自分で申告書を作っているでしょう。

自分では作らない、あるいは作れないから高いお金を払って税理士に依頼するのです。

依頼した税理士が作成した申告書の内容は、1円の狂いもなく作成されていると考えるのが普通です。

もちろん、税理士が申告書を作成するにあたっては、可能な限り適正な内容のものを作成することは当然のことです。申告財産の内容によっては適用可能な特例であったり、評価手法を用いられていない場合もあり、その点で税額に差が出てしまう場合もあるでしょう。

しかし、その場合でもお客様は気がつかないケースがほとんどなのではないか、と考えられます。

ある程度のレベルになると差が分からなくなる

先日読んだ本に、日本人の職人気質は諸刃の剣だということが書かれていました。その一本気で真面目な気質ゆえに、モノづくりとなると「そこまでしなくても」というレベルまでつきつめてしまうのですが、そこまでになるとその品質の差がほとんどなくなってしまい、それにかける努力と時間の分だけの違いを理解できる人がいなくなってしまうというのです。

私の作る申告書がそこまでの品質を備えているのかどうかは分かりませんが、お客様にその品質を理解いただくことは難しいものと考えられます。

それでは、その品質は維持するのは当然のこととして、何をもって選んでいただくかということになります。

そうなると、やはり知り合いの紹介というのは、その知り合いの人の信頼に乗ることができますから強いと言えます。

でも私は営業は苦手なのです。

ということはやはり、こうしてコツコツとブログを日々書いていくことしかないのでしょうね。

【きょうの仕事】

毎月の自らの記帳業務です。その都度記帳はできませんので、せめて月末にひと月分を処理するように今年はしています。これで、年明けの申告がずいぶん楽になります。出来ていない方は、自分の申告で泣きを見ないように定期的な記帳をおすすめします。

【きょうの料理】

茄子と舞茸とひき肉の炒めものです。豆板醤と合わせ味噌、醤油少々で味付けしました。野菜は水分が飛んでかさが減ります。なので、ちょっと多いかな、くらい入れるとちょうどいい塩梅のボリューム感になります。

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