Table of Contents
当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
「私は”これ”でたばこをやめました。」もうずいぶん以前のCMコピーですが、覚えているでしょうか。現マルマンH&B株式会社の商品名「禁煙パイポ」というパイプのCMです。
私は「本」でお酒をやめました。その本は「飲まない生き方 ソバーキュリアス」(ルビー・ウォリントン著/方丈社)です。
ソバーキュリアスとは、ソバー=しらふでいること、キュリアス=好奇心が強い、を組み合わせた造語で、あえてお酒を飲まずに過ごすライフスタイルのことです。
☞ ソバーキュリアス(飲まない生き方) お酒がなくても人生は楽しい まとめページ
☞ 飲まない飲み会で思うこと お酒を酌み交わすという文化とのせめぎ合い
☞ せっかくの美味しい料理を味わっていなかった お酒をやめて分かったこと
本の帯封に列挙されているソバキュリの効果はつぎのとおりです。
- すっきり目覚めて心と体がシャキッとする
- 集中力がアップして作業能率が上がる
- ストレスが減ってイライラしなくなる
- 気力や自信がつき前向きになる
- 肌つやがよくなる
- 他人をわずらわしいと思わなくなる(!)
- 問題意識が芽生え将来のシナリオが変わる
これらを私は実感しており紛れもない事実だと言い切れます。
超安価な投資効果
本の定価は1,760円(税込)です。
この価格を安いと思うか、高いと思うかそれは人それぞれの感覚ですが、私にとってこの本がもたらしてくれた効能はプライスレス。
お金に換算することのできない価値がありました。
時間とお金と健康
2021年の11月にこの本に出会い、飲まなくなってから2年になります。それまでは毎晩、お酒を飲まない日はありませんでした。それこそ健康診断の前日だけ飲まずにいることすらできなかったのです。
毎晩、夕刻から眠るちょっと前までダラダラと飲んでいて、毎晩寝落ちして夜中に目覚めるという生活でした。翌日は二日酔いでない日が珍しいくらいで、それでもまた夕方になったら飲み始める。間違いなく中毒になっていました。
飲み会で前の席の人が、私のビールがなくなる早さにあきれているのがその表情で分かりました。でもその時の私にしてみれば、なんてことのない自然の飲み方だったのですが、明らかに飲み過ぎで、翌日は必ず二日酔いで貴重な時間を無駄にしていました。
健康診断では必ず「Γ‐GTP」の値が高くて、いつも要再検査と指摘を受けていました。体調も良い訳がなくて、数日おきにお腹を下していました。
酔いがさめないまま床につきますから、毎晩心臓がばくばくしているのを感じながら眠って、翌朝、起き抜けはたいてい二日酔いでした。
毎晩ビールを2リットル以上飲んでましたから、それだけでも1,500円くらいかかります。お金を払って酔っぱらって、寝落ちして時間を浪費して、健康も害していたのです。
酒を飲むとすぐに顔が赤くなるので、もともとお酒の毒を解毒する作用があまりない体質なのです。それが長年の飲酒生活で麻痺してしまって、酒量がどんどん増えてしまっていたのです。あのまま飲み続けていたら、確実に身体を壊していたことは間違いありません。
そんなどうしようもない状態から抜け出すきっかけとなってくれたこの本と著者にはいくら感謝してもしきれない。ありがとうございました。
酒好きに説教するのはNG
この本にも書かれていますが、断酒に成功した人は酒好きの人に対して、如何に酒なし生活がすばらしいことかと説教しがちです。
お酒を飲むことは違法でも何でもなく、その人の自由意志ですから、他人がどうこう言う資格なんてありません。
私の体質がお酒に合わなかっただけで、他の人にとってはどういう効果があるのかは、分かるわけもなく他人が飲むことに口出しはしません。
この本をプレゼントするか悩む
懇意にしていただいている、お酒大好きの先輩税理士が、お酒をやめてしまった私を見習って飲みに出るのを控えているのだと言います。
その方に、この本を贈るべきか考えています。余計なお世話だと思われるかなとも思いつつ、「よかったらどうぞ、読まないなら捨ててください。」とコメントをつけてはどうだろうなどと思案中です。
☞ ソバーキュリアス(飲まない生き方) お酒がなくても人生は楽しい まとめページ
【きょうの料理】
鰹のタタキです。パックから出してカットするだけ、なんてラクチンな調理なのでしょうか。