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「ありふれたもの」の中に宝物がある

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「ありふれたもの」の中に宝物がある

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

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”アルミニウムで蓄電池”

千葉大学は資源量が豊富なアルミニウムを使った蓄電池を開発した。リチウムイオン電池に比べて資源の調達リスクが少ない。同じ重さで数倍の電力量をためられる可能性もある。寿命が課題だが、ありふれた資源を使える電池が実現できれば、脱炭素社会に向けて重要な技術となる。

日本経済新聞 令和5年12月22日

以前はポータブルの電源と言えば、アルカリ、マンガンの単三、単四などの乾電池を使うモノがほとんどでした。懐中電灯、ポータブルラジオ、カメラなどですが、考えてみれば、電源が必要なモノはそう多くはありませんでした。

それが今や、スマホ、タブレット、ワイヤレスイヤホン、スピーカー、キーボードなどなどリチウムイオン電池を内蔵した機器が身の回りに溢れかえっています。リチウムイオン電池なしにはいちにちを乗り切れないといってもいいくらいに充電して再利用する電池に頼った生活に私たちは慣れてしまっています。

ところが、困ったことにこのリチウムイオン電池の製造には希少な金属(レアメタル)が必要なのだそうです。希少金属の産出国はロシア、中国、アフリカなどで、その供給が不安定になる要素がたくさんあります。でも、手に入らなくなるとマズイ。

そこで、アルミニウムの登場です。アルミニウムはボーキサイトという鉱石が原料で、オーストラリアなどで多く産出され供給不安が低いのだそうです。生活必需品は供給が安定していた方がいいに決まっていますよね。

アルミニウムの他にもカルシウムなどを使った蓄電池の総称を多価イオン電池といって、いろいろな素材で実用化に向けて研究が進んでいるそうです。

ありふれた材料で、充実した生活が送れることは、精神面での安定にもつながります。

プルトニウムの替わりの燃料

ありふれた材料と聞いて、映画「バックトゥザフューチャー」のパートⅠのラストシーンを思い出しました。ドクが開発したデロリアン型タイムマシンのタイムトラベルのための燃料は当初はプルトニウムでした。

一般人では入手困難なプルトニウムを手に入れるために、ドクはやばい筋の怒りを買ってしまい、そこから物語が展開していくのです。

紆余曲折あって、ドクが未来から現代に帰ってきた時、デロリアンは改造されており、その燃料は何とゴミ箱に捨ててあったバナナの皮やアルミ缶でした。

産業革命以前の農耕型社会は完全な循環型社会でした。田畑で作った作物を人間や家畜が食べ、人間や家畜が出すごみや排泄物はたい肥として田畑に戻し、また作物を生育させるという循環です。当時は現代のようなプラスチックごみの問題は当然存在しませんでしたから、完全な循環型の社会ができ上がっていたのですね。

ゴミとして捨てられてしまうようなものを燃料に動くタイムマシンのように、現代の生活を支えられる技術ができて、現代版の完全な循環型の世界ができたらいいですね。

【きょうの仕事】

評価対象地の位置確認をネットで。便利な世の中ですね。

【きょうの料理】

海老カレーです。海老が見えませんが・・・

shrimpcurry
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