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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
税理士業を開業して3年半が過ぎようとしています。今まで大きなミスはしていなかったのですが、ついにやらかしてしまいました。何をやらかしたのか?土地の相続税評価上の数字の取り違えです。
シンプルな案件こそ
私は土地の評価を他の税理士先生から請け負って評価額を計算し、評価額をお伝えしただけだったのですがミスの原因は完全に私にあり私の責任です。
評価方法はまったく簡単で、単純な掛け算だけなのですがシンプルなだけにまったくもって取り繕いようがありません。
間違いの原因は、余りにもシンプルな評価だったために気の緩みがあったことです。「こんなのカンタン簡単」とばかりに、舐めてかかっていたのです。
当然気がつくべき箇所さえ
評価はExcelを使って物件の所在、地番、地積、固定資産税評価額、評価倍率を入力して乗算の演算式により評価額を算出します。そして評価結果の評価額をもとに㎡当たり単価も表示されるようにしているにもかかわらず、㎡当たりの単価が低すぎることにも気がつかずに、評価額の結果報告をしてしまっていました。
やはり、どんな成果物を報告するにせよ、一応完成したらしばらく間をおいてから、あらためて見直す必要があります。土地の評価額算出だけ請け負ったのだからと軽視せずに、自分が申告書に署名する場合と同様、それ以上によくよく見直ししておくべきでした。
ミスの影響
自分の署名で提出する申告にミスがあったのなら、自分ひとりがその責めを負えばそれで済みますが、評価だけ請負いの場合には、他の税理士先生にまで手間と心痛をかけてしまいます。それは時間と手間がかかることであり大きな損失となってしまいます。
私はひとり税理士ですので、私の仕上げた仕事をチェックしてくれる人はいません。他の税理士先生の仕上げた仕事を私がチェックすることは頻繁にあるのですが、私はチェックする側なのにこれではいけませんね。
ひとり税理士に限らず、従業員を雇っている税理士先生であっても、ダブルチェックの体制が整っていることは稀なのではないかと思われます。なんらかの形でダブルチェックがかけられるようにしなければなりません。
チェック方法を思考する
たとえば、相続税申告の時であれば、まず原始となる資料から財産明細表を作ります。つぎに財産明細表から相続税の申告書を作ります。最後に申告書と原始となった資料とでチェックを行って完成としています。こうすればチェックする視点が別の方向からになりますので、原資資料からの抽出漏れが防げるのではないかと思って続けています。チェックが同じ方向、つまり原始資料と財産明細表を突き合わせても視点が変化しないので、どうしても漫然と見てしまいがちでチェックがチェックになっていないものと思われます。
複雑な案件の場合には、その処理や計算の過程が何段階にもなるので、順を追って確認してゆきます。シンプルな案件では、その計算過程が単純なゆえにミスをしてしまいがちであることが今回の案件で勉強になりました。単純、シンプルな案件にこそ気をつけましょう。舐めてたらえらい目に遭います。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
人生における一番の敵とは?
何をするにせよ、一番の敵は「めんどくさいと思う自分の気持ち」だ。
その対処法としては、めんどくさいというのはすなわちモチベーションが低い状態。だから、モチベーションをあげてやるようにすればよい。
モチベーションは人から人へ感染するので、熱い人を見るのがよい。
そのほか辛い経験と、それがよくなった経験を同時に思い出すこと。
自分のモチベーションが高かった頃の音楽、モノを懐かしむことでその頃の記憶を思い出して元気になれる。熱い歌を聴くこと。スーパーフライ/タマシイレボリューションは打ってつけ。
【きょうの料理】
サバ味噌です。