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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
私は2020年に税務署を早期退職して税理士業を開業しました。先日、税務職員時代の先輩で私と同様、早期退職して税理士をしている先輩から連絡が入りました。「折り入って頼みたいことがある」とかしこまって言うので、これは仕事の依頼かと「期待」したのですがそうではありませんでした。
先輩の依頼とは、「いい感じのセルフのうどん屋を数件紹介してほしい」ということでした。
☞ 自分の幸せのために何でも自分の責任だと思うこと 「ソバニイルヨ」(喜多川泰著)
☞ やるべきことを超えたところにすべてがある 「ソバニイルヨ」喜多川泰著
期待するからガッカリする
うどん屋さんの紹介依頼と聞き、正直なところガッカリしました。
うどん屋さんにはまったく罪はありません。
なぜガッカリしたのか。それは私の中に「期待」があったからです。
頼みたいことがあると聞いた瞬間、勝手に仕事の依頼と「期待」して、しまったからに他なりません。
そんな「期待」をしているから「期待」通りに行かないと、ガッカリしてしまうのですよね。期待することは、ガッカリの原因を自分が作っているということになります。
期待は依存
先日読んだ「ソバニイルヨ」(喜多川泰著)というAIロボットと中学生の少年が主人公の小説なのですが、「他人に期待することは、その人に依存していることだ」ということを少年にAIロボットが伝えるシーンがあります。
他人に期待することが、その人に依存していることになるなんて、今まで考えたこともありませんでしたのでちょっとしたショックを受けました。そしてそう考えてみれば、確かに他人への期待は他人に依存していることと何ら変わらないということが腑に落ちました。
そしてその他人への依存が、自分の幸福を他人任せにしてしまっているということも理解できました。
それは、他人に期待した刹那、他人が期待通りに動いてくれれば幸せで、動かなければ不幸ということになるからです。
「他人に期待しない」と言うとなんだか冷徹で薄情なような印象を受けますが、その本質は「自分の幸せは自分でコントロールできるようにしておく」という意味なのです。
外側には期待しないようにしましょう。
【きょうの料理】
豚こま肉とキュウリの味噌炒め。