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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
変に聞こえるかもしれませんが、人様に何か伝えなければならないときには、どれだけ自分が喋らないかが勝負なのだ、と近ごろ切に感じます。
いかに喋らないか
私は税理士開業後4年目になります。税理士会の税務支援事業や、一般の方や税理士会員相手の税務相談などで相続税のみならず広く税に関する相談を頻繁に受けています。
相談者の方が質問をはじめると、最初の二言三言で相手が何について知りたいのか概ねのことはつかめます。
その時点で相手の質問の言葉を遮って「ああそれは、これこれこうこうですよ。」と口を挟みたい衝動に駆られます。
しかし、そこでぐっと我慢しなければなりません。相手が言いたいことを全部話し終えないうちにこちらが説明をはじめても、その説明に要した力は徒労に終わってしまいます。
相談者の方は質問に対する答えを知りたいのと同じレベルで、自分の言いたいことを回答者である私に理解されることを欲しているからです。
こちらが質問を最後まできちんと聴くことで、質問者は理解してくれたという満足感を得られ、それでようやくこちらの回答、説明を聴く体制を整えてくれます。
自分も知らないことだらけ
それに加えて、質問の話の冒頭部分のみでは分からなかった事実が分かったりもします。そういう意味でも質問者の方の言うことを辛抱強く拝聴する。
そして、やっとこちらの回答の説明に入るのですが、それもひとつづつ喋り過ぎないように気をつけて進めなければなりません。
回答に漏れがあってはならんと力んでしまって、あれもこれもとすべて網羅的に喋っても、大抵の場合相手はそこまで求めてはいません。
もちろん、後になってあの時に説明してくれていなかったと指摘を受けるかも知れません。しかし、どれだけ網羅的に説明していたところで、後々になれば、説明に漏れがあったかなかったかそれは誰にも明らかにはできないことでしょう。
ですから、相手がどこまで求めているのか探りながら説明をすすめていって、相手が余計な事と思い始めたらそこで言葉を飲み込みます。
相手にとって余計なことをこちらが喋ってもお互いに時間と労力の無駄になってしまいます。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
面白い話をするには = 面白い話はテクニックですることができる。
たとえ話・・・「~と言えば」を常に考える
【きょうの料理】
とれたてトウモロコシ。