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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
急ぎの相続税申告の案件が舞い込んできました。申告期限は1週間後です。
一週間後は初体験
私は税理士開業後5年目に入りましたが、期限がひと月以内という案件は未経験です。
お客様は自分で相続税の申告書を作ろうと奮闘してみたそうなのですが、あれよと言う間に期限が迫ってきてしまったそうです。
固定資産税の通知書、戸籍謄本、印鑑証明書、預金通帳、生命保険の通知書などひととおりの書類は揃っています。
不動産の数も少なく、法定相続人はふたりで、遺産の取得者も決まっているということなので、どうにか期限に間に合いそうなので一安心です。
これが不動産の数がおおくてしかも散在している場合や、財産の中に非上場の株式があるなどの案件だと1週間ではちょっとキビシイところでした。
いそぎばたらきの弊害
池波正太郎の「鬼平犯科帳」をご存知でしょうか。
火付盗賊改方の長官である長谷川平蔵、人呼んで鬼の平蔵が江戸の闇に跋扈する盗賊を退治する捕り物帳です。テレビドラマでは主役の鬼平をもう鬼籍に入りましたが、中村吉右衛門が演じていました。
鬼平犯科帳にはふたとおりの盗賊が描かれています。
かたや”本格のおつとめ”(盗みのこと)をする盗賊。「犯さず、殺さず、盗られて困るものには手をつけず」の三戒を厳守する盗賊たちです。
ひとつのおつとめに何年もかけて、慎重に、周到に下準備をしてから盗みに着手します。そしてお店の誰も傷つけることなく、大金を盗んでいきます。
かたや”急ぎばたらき”の盗賊です。こちらは下調べなんてなし、性急にことを運びますので必然的に手荒い盗みをします。
本格の仕事をしたいもの
やはり、急ぎの仕事になると、じっくりと時間をかけることができませんから、どうしても仕事が荒っぽくなります。
いちど作った申告書のみなおしをするためには、少し時間をおいたほうがよいのですが、1週間では寝かせる暇がありません。
できる限り誤りのないよう、気をつけるしかありませんね。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
試した回数が多い人ほど成功しやすいし、面白い人生を謳歌できている。
なんでも試しにやってみよう。
【きょうの料理】
圧力鍋カレー。