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議論をするのは愚の骨頂 議論を避けよう

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議論をするのは愚の骨頂 議論を避けよう

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

先日、顧問先の税理士先生のお客様とちょっとした議論になりました。

☞ 議論に勝つ方法とは?~人を動かす/デールカーネギー

gironn

議論は結局無駄におわる

何を議題したのかと言いますと、国税の延滞税の是非についてです。

初対面のお客様でした。

お客様曰く、意図した申告漏れでない場合に税務署が延滞税を取るのはおかしいということでした。

そこでつい32年間の税務職員として過ごした身として、反論してしまったのです。

期限内に誤りなく納税を済ませてある人と、期限に遅れて納税する人と同一に扱ってしまうと不公平が生じるということを「冷静に」説明しました。

するとお客様のほうから、これについて議論しても平行線なのでやめましょうとの言葉で議論は終わりました。

デールカーネギー著の「人を動かす」の一節にある「議論を避ける」という教訓を忘れていました。

人は議論をした結果たとえ言い負かされたとしても、決して持論を撤回することがない、だから議論はしないのがいちばんだという教えです。

感情に理を説いても

意図的でない申告漏れの場合に、延滞税がかかるのはおかしいと考えるのは、受けとめ方の問題であり自由です。

その人の考え方をどんな理論を持ち出して否定したところで、その考えは感情なので、理屈では変えることはできません。

よしんば他人の考え方を変えることができたとしても、それには多大な労力が必要です。また、変えた結果として一体なにが得られるでしょうか。

相手が納得した(ように見えた)という満足感くらいのものでしょう。

そういう風に考えてみれば、議論をすることに得るところはないことがよく分かります。

他人の意見が自分のそれとは違っていたら、なるほどそういう考え方もあるのだなと受入れておけばいい。

それなら自分のなかで決着をつけることができ、これは他人を変えるよりも数万倍カンタンなことです。

そのうえで、ルールとして決まっているものは淡々と説明して、それは回避できないものと納得を得ればそれでいい訳です。

齢56にしてまだまだ未熟な自分がいると反省した出来事でした。

【きょうのお仕事】

締切り間近の仕事がない時は、たとえば45分づつなどと、時間を決めて複数の仕事を進めた方が高い達成感が得られます。

【きょうの料理】

新玉ねぎと玉子の生姜あん。新玉ねぎは水分が多いので、足がはやいです。ごちそうさまでした。

【相続税専門】岡田隆行税理士事務所 ℡087-816-8889

国税での32年間の資産税事務経験を活かして、相続税に関するサポートに尽力します。

事務所は高松市国分寺町、趣味は料理とバイクです。

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