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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
私は税理士を業として飯を食っている訳ですが、「ここからは有料になります!」と話しの途中で相手に宣言するのはなかなか勇気が必要です。

具体的作業のあるなし
私の有償と無償との線引きは、具体的な作業を伴うかどうかということに決めています。
その線引きを決めたきっかけは、何年か前に懇意にしていただいている税理士先生の引き合いで、ある法人経営者の方の相続税対策を引受けたことからです。
その時は先方と面談して必要事項を聴き取り、不動産や金融資産の資料を示していただきました。そして相当の時間をかけて、財産明細表から相続税額の試算、それからレポートを作成しご説明しました。
当然のことながら報酬はいただけると思っていたのですが、具体的な報酬の話しはしませんでした。それというのも、仲立ちをしてくれた先生に任せておけば大丈夫だろうと高を括っていたのです。
ところが納品後、いつまでたっても報酬については音沙汰なしで、結局うやむやになってしまいました。(チーン!ご愁傷様)
もちろん後から請求しても、報酬はいただけた(かな?)とは思いますが、後からはなかなか切りだすのが気が引けてしまい言えないものです。
そこで、これは勉強代だと思って潔く諦めることにしました。
最初に取り決めること
この事件が教訓となり、それ以降は具体的な作業を伴う業務については、最初に必ず報酬の取り決めをするようにしています。
取り決めの話をして、仮にその仕事が流れてしまってもそれはそれで仕方がないこと。
同じ手間暇をかけているのにもかかわらず、かたや無償にしてしまうと有償の方に申し訳が立たないと考えるからです。
こうして自分なりの線引きをしておけば、ブレませんし気分的に楽です。
【きょうのお仕事】
きょうは出張がなく、すすめたかった仕事に手をつけることができました。
【きょうの料理】
いただきもののジンギスカン。ラム肉は生後1年以内の子羊の肉だそうです。1年も生きられなかった羊さんに感謝しながら味わっていただきました。ごちそうさまでした。
