恐れないということ もっとも戒めるべきは恐怖心
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
先日ご面談した相続税申告のお客様がおっしゃいました。「生命保険なんて考えたことがない」
☞ 原因は案外自分自身だったりもする~おばけが怖いのは自分のせい?

生命・医療保険なしは少数派
相続税申告書作成の仕事をしている感覚的にですが、9割方のお客様がなんらかの生命保険に加入しておられます。
かんぽ生命、農協生命共済、アフラックは頻繁に目にします。
ゆうちょ銀行に口座があるのに、簡易保険に加入していない、農協に貯金口座があるのに、生命共済も建物更生共済もないというケースは稀です。
今回のお客様は、亡くなられた旦那様はもとサラリーマンで定年退職後は、登山と森林の育成に興味を持たれて、病で倒れられるまでその趣味に没頭されておられたそうです。
奥様も還暦を迎えてから、専門学校に通い事業を立ち上げ、80歳手前までその事業に没頭されておられたのだとか。
ご夫婦ともに一般的には「老後」とされる定年後にあらたなことにチャレンジされておられて、「老後」に備えて生命保険に入ろうなどと考える暇もなく時を過ごされてきたのです。
そんなお二人は、生命保険契約はまったくしておられませんでした。
日本人は相対的に心配性の人が多数派で、保険好きが多いというのが通説です。
そのなかにあって、まったく保険契約なしというのは、「老後」に対する不安感が低いとうことです。
恐怖産業
消費者の不安をあおって、物を売ったり、サービスに加入させたりするのは恐怖産、不安産業と言われます。
宗教、保険、医療、美容、教育などその売り文句には、少なからず消費者の不安をかきたてる言葉が入っています。
「もし、こうなったらどうしよう」という万が一のことに備えるためというものです。
人はその生存本能から危険を避けようとします。その本能があったからこそ、現在まで生きのびられているという面はあるでしょう。しかし心配性が過ぎてその悪影響は見過ごせないものがあるようです。
荷物が多い
私は外出時の荷物が多い方です。
あれもあったほうがいいかな、これもあったほうがいいかな、とついつい物が増えてしまうのです。
バイクに乗る時も同様で、大きめのアルミケースを積んでいます。このケースが重たくて、バイク本来の動きを制限してしまっているのではないかと思うほど重たいです。
ウエストバッグひとつで大型バイクに乗っている人を見ると、羨ましくなります。
荷物が多いのは、物がないと不安ということの反動です。物を持っていることで不安感を解消しているのです。
一番戒めるべきは恐怖心
中村天風は明治生まれの思想家です。その教えの基本は「怒らない、恐れない、悲しまない」であり、その中でももっとも戒められるべきこととして、「恐れないこと」「恐怖心」を挙げています。
恐怖心はまったく無駄なことで、その感情をもつのは価値のない結果をもたらすといいます。
自分から生まれようとして生まれてきた人間はいない。人はすべからく大いなる力(天風のいう”宇宙霊”)によって生かされている。宇宙霊は目には見えないが常に自分を包みこんで、守ってくれている。今、生きているということは、宇宙霊に生きていていいと許可されているということなのだと。
宇宙霊に生かされている命なのに、病にかかりはしないか、死ぬんじゃないかと恐怖心をもつことはまったく馬鹿馬鹿しいことだということなのですね。
たしかにそうです。この超絶複雑で不思議な人間の機能は自然に与えられたものということを考えると、とても不思議な感じがします。
中村天風の教えに触れて、気持ちが楽になりました。
【きょうの料理】
エクアドル産バナメイ海老のカレー。ごちそうさまでした。


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