租税教室講師の醍醐味とは
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
講師となる税理士先生のお供で、租税教室の事前打ち合わせに行ってきました。

明るい校内
対象となる高校は5年ほど前に建替えられており、廊下にも階段にも木が使われており、廊下と教室との仕切りもガラスが多用され、とても明るく、オープンな感覚です。
租税教室が開講される教室には音響機器と壁をスクリーンにするようにプロジェクターが天井に設置されている、昔の視聴覚教室でしょうか。
キャスターつきの机とイスのセットは個別に自由に動かせられ、グループ討議の際にはさっと机の異動ができるようになっています。
子どもも手を離れて、学校というもの自体から縁遠い暮らしをしていますので、学校の、しかも近代的な設備の学校は初めて入りましたので、新鮮な感覚を受けました。
租税教室は「公共」授業の一環
自分が高校生だったのは・・・もう40年も前のことで、当時の「社会」の授業がどういったものだったか、覚えていません。
「公共」は2022年度から導入された科目だそうで、成人年齢が18歳に引き下げられたこととも関連して「政治・経済」とは別に主体的な学び(アクティブ・ラーニング)を進めるためのものなのだとか。
1コマ50分の授業
公共の授業を受け持つ先生が3人も相手をしてくださりました。
生徒は税金というものをまだ実感として捉えられていないこと。税理士という職種の人と接する機会はないので、税理士になった経緯や、税理士を目指す生徒へのメッセージも入れて欲しいという要望がありました。
大学生になれば、アルバイトをする生徒も大勢いるので、給与明細の見かたも入れてくれればとのこと。
それから税に関する問題を、自分で考えるアクティブ・ラーニングの時間も取る必要があります。
授業の1コマは50分ですので、いろいろとやっていたらあっという間に過ぎてしまいます。
時間配分がむつかしいようですね。
伝える醍醐味
50分で何を伝えられるか。話があっちへ、こっちへとふらふらしていたら、何が言いたかったのかわからなくなってしまいます。
落としどころである結論を見据えて、説明の筋立てを考えておく必要があります。
そうして生徒のひとりにでも、自分が伝えたかったことが伝わって、その生徒の人生を変えることがあるかもしれない。
それはとてもステキなことです。
自分が教え、伝えることによって生徒の変化を観察することのできるのが教える側の醍醐味なのですね。
【きょうのお仕事】
相続税案件の納品準備。結構コピー用紙を消費します。
【きょうの料理】
海老とサバ缶のカレー。海老はきちんと背ワタを取り除きます。ごちそうさまでした。

