「一期違えば○○○同然!」税務署の先輩後輩関係
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
私は2020年に32年間勤務した税務職員を退職して、開業税理士となりました。
それから5年が過ぎましたが、どうにか税理士として仕事を得られてやってこられています。
それもこれも税理士業界に税務職員時代の先輩・同期・後輩の方々がいてくれるからに他なりません。

先輩後輩のおかげさま
ほとんど営業らしい営業をしていなくても、税務職員時代の人間関係のツテで仕事をいただけているのです。
多くの税務職員は、高卒程度の試験を受けて就職し普通科研修を受ける「普通科生」と、大卒程度の国税専門官試験を受けて就職した「専科生」で占められています。
私が高卒で就職して、普通科研修を受けたのは昭和の最後の年の昭和63年でした。
私は普通科研修を枚方市香里園にある税務大学校大阪研修所で受けた普通科48期生です。
普通科生は1年の間、税務大学校併設の学寮で過ごす全寮制となっています。同期生は同じ釜の飯を食った仲となる訳です。
必然的に同期生意識は強くなります。そして同期意識が強い分、先輩後輩の上下関係は厳しくなるものです。
先輩から(愛情をもって)「一期違えば虫ケラ同然!」とよく言われていたものです。(今、こんなことを口にしたらドン引きされると思いますが・・・)
普通科を卒業したら、同期生はそれぞれの配属先へ散らばってゆきます。配属先でも2~3期上の先輩とは頻繁に交流があります。
さらに税務署の独身寮などに入ったら、そこで先輩後輩と「同じ釜の飯を食う」仲になる訳です。(私の知る限り、現在では独身寮は残っていません)
退職しても虫ケラ
そんな風に税務職員は「同朋意識」が強くあり、税務職員を退職して税理士登録して税理士となっても、その関係性は崩れません。
開業税理士で自営業者なんだから、上下関係は関係ないのではないかと思われるかもしれませんが、どっこい、上下関係は退職してもそのままです。
その上下関係、同朋意識があればこそ、私はコレと言った営業もしないのにもかかわらず、仕事にありつけているのです。
税務職員時代の仕事の実務経験も得がたいものですが、人間関係からも得がたい恩恵を受けているのです。
ありがたいことです。
【きょうのお仕事】
きょうは祝日ですが、イータックスの稼働日なので、利用者識別番号を取得しました。
【きょうの料理】
豚の生姜焼き香味野菜山盛りのっけ。長ネギ、ミョウガ、生姜、かいわれ大根のみじん切りとともにいただく生姜焼き。この香味野菜のっけ、何にでも使えそうですね。ごちそうさまでした。

