Table of Contents
当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
先日読んだ本「犬のうんちを踏んでも感動できる人の考え方」(ひすいこたろう著、祥伝社黄金文庫)はすべてはものの見方によって変化するということを、Q&A形式で問うてくる本です。
そのものごとの捉え方のひとつに、人生を映画としてみてみましょうというものがありました。
☞ すべてはものの見方により変化する 「犬のうんちを踏んでも感動できる人の考え方」
困難だからこそオモシロイ
すべての映画やドラマにあてはまる訳ではありませんが、主人公が迫りくる困難に立ち向かいそれを克服してゆくのが映画の醍醐味です。
ルーク・スカイウォーカーにはダース・ベイダー、ジェームズボンドにはスペクター、宇宙戦艦ヤマトにはデスラー帝国、ルパン三世には銭形警部?がいます。
ミッション・インポッシブルはどうでしょう。第1作目は1996年の公開だったのですね。もう28年前ですが、シリーズ8作まで続いているようです。
そんなに人気があるのも、ミッションがインポッシブル(im‐possible=実現不可能)だからこそです。超困難な作戦をスパイのイーサンハントとその仲間たちが、どうにかこうにか乗り越えてゆくさまが痛快でそれが人気の秘密なのです。
ミッション・ポッシブル=簡単な作戦ではそもそも映画になりませんね。
相続案件も同じ
相続税理士の仕事でもそれは当てはまります。
相続人は子どもひとり、財産は預貯金だけ、名義預金も生前贈与も一切なしなんて案件が仮にあったとしたら・・・たしかに申告書を作るのに手間はかかりません。
そんな案件なら、簡単に申告書がつくれて報酬をもらえるからそれでいいじゃない、と思われるかも知れません。
たしかにそうかも知れませんが、たまにであればともかくとして、そんなミッション・ポッシブルばかりではオモシロクない。
複雑な権利関係がからむ土地があるとか、親子会社の非上場株式の評価があるとか、はたまた相続人が兄弟姉妹でそのうちの何人かはすでに亡くなっていてその兄弟姉妹の子がいるなどといった複雑な案件は、こなすのに手間がかかります。
そういった案件にかかる手間を「面倒だ」と見るか、「面白い」または「やりがいがある」と見るか。それはその案件を自分がどう捉えるか、どう意味づけるかが分岐点です。
そういった困難な案件をつつがなく済ませることができれば、お客様により喜んでもらえます。それはカンタンな案件よりも、おおきな感謝をいただけるということです。
サラリーマン時代には
私事ですが、税務職員だった頃はそういった考えを持つことができませんでした。
いくら面倒な案件を処理したからといってそれが収入増には直結しないので、とにかく面倒を避ける習慣がついていました。
税務職員の仕事でも捉え方によっては、面白くできていたのでしょうけれど、当時の私にはそれができませんでした。
税理士となってようやく、同じ事象に対するものの見方、捉え方で心の持ちようがまったく変わってくるということが腑におちました。
この「困難がなければ面白くない」は仕事ばかりでなくて、日常生活においても適用可能です。
家事にでも適用可能です。炊事ひとつでも、それをひとつのミッションとして捉えて真剣に取り組んでみればそこに新しい何かが見つかります。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
人生をずっと楽しむためにやるべきたったひとつのこと。=常に「試しに」やってみること。
脳はマンネリを嫌う性質を持っている。
同じことを繰り返していると、脳はそのことを自動化してしまって、つまらないと感じてしまう。
だから、常に何か「試しに」やること。
- 行ったことのない食堂に入ってみる
- 通ったことのない道を通ってみる
- 食わず嫌いだった食べものを試しに食ってみる
実はものすごく良かったりして、ハマってしまうこともある。
やって失敗したことの後悔よりも、やらなかったことの後悔のほうが大きい。
人生のさいごの後悔でいちばん多いのは「もっと冒険しておけばよかった」だそうです。
【きょうの料理】
茄子と牛肉のカレー。