当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
自然災害が頻発しており、将来起こりうる災害を不安に感じている方も多いと思います。私も以前は災害を不安に感じて気分が重たくなってしまうことがありました。
去年のことになりますが、香川大学特任教授の長谷川修一先生の防災についての講演を受講しました。
その講演でもっとも印象に残ったのは、私たちは災害の跡地に生活しているという知見でした。

瀬戸内火山活動
1000万年前の瀬戸内の火山活動によってできた地形が、気が遠くなるような長い長い時の経過と度重なる豪雨や地震により変形し浸食された結果が、現在の地形です。
そのあまりにも長い時間の感覚は人間の一生の時間感覚では計り知れないものです。
災害が起こると、よく地元の高齢者のコメントで「こんな災害は生まれて初めてだ」と言った内容の報道がされ、「だからどうにかして気候変動を止めなければ」という締めくくられることがありますが、相当的外れなことが分かります。
人間にとっての災害は長期的な視点からは、発生し続けているものなのです。
災害は人間にとっての災いですが、地球をひとつの生き物として捉えた場合には、災害は生きているゆえの循環のひとつなのです。
地球は水が液体として存在できる環境にあるから、その循環現象のひとつとして集中豪雨や台風の発生があります。
地球の内部のマグマ活動があるからこそ地殻変動が起こりますが、その動く現象のひとつとして地震があります。
そういう風に捉えてみれば、災害は必然であると理解でき、将来の災害に対する不安がすこし軽くなるのではないでしょうか。
【きょうのお仕事】
税理士会で会員相談。満員御礼でした。ありがたいことです。
【きょうの料理】

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国税での32年間の資産税事務経験を活かして、相続税に関するサポートに尽力します。
事務所は高松市国分寺町、趣味は料理とバイクです。
