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ふだんの日常生活で、呼吸を意識していますか。
呼吸なんてあまりにも日常的すぎるというか、しないという選択肢はないものですから、
あたりまえすぎて意識したことがないという方もたくさんいらっしゃると思います。
本書の要旨は「常に鼻で呼吸をしなさい」というものです。
サブタイトル~深呼吸はからだに悪い
衝撃的な言葉ですよね。なぜなら、
「気持ちをおちつかせるには深呼吸をしなさい。」
が、常識だとおもっていますからね。
実際、深呼吸をすると気分がおちついたような気になります。
でもそれは、深い息をしたからではなくて、呼吸の回数を減らしたから。
なにか大変な、重大な事態が発生して、気持ちがあせっていると、
呼吸が浅く、早くなってしまいがちです。
口呼吸で「ハッ、ハッ、ハッ・・・」と言う感じで。
この浅くて速い口呼吸がよくないそうです。
呼吸は浅いほうがいい
食べ物にもつながるのかも知れません。
大食よりも少食のほうが、ひとのからだにあっているとよくいわれます。
著者がすすめるのは、浅くてゆっくりした呼吸、つまり酸素の消費量を減らしましょうというものです。
ふだんから少ない酸素量ですごせるからだを
つくっておけば、からだを動かすのに酸素をあまり必要としなくなる、
つまり、動くのが楽になるということです。
その訓練として、推奨しているのが
アスリートがトレーニングでよくやっている「高地トレーニング」です。
低地で高地トレーニング
しかし、おおくのひとが住んでいるのは低地です。
ですから、高地トレーニングを低地でする方法が紹介されています。
そのやりかたは、とっても簡単!
「息止め」です。
意識的に息をとめる訓練を繰り返していると、身体が酸素を運ぶ能力が高くなり運動~身体活動~ふだんの生活が楽になるというおはなしです。
わたしも実際にやってみました。
ふだんの生活が楽になったのかと聞かれると、はっきりとはわからないのですが、副次的な効果を発見することができました。
雑念がなくなる
私が息止めをして感じた副次的な効果は、「雑念がなくなる」ことです。
私だけではないと思いますが、ひとの気持ち、雑念は常にいろんなことにうつろっています。
なにかに本当に集中していないと、雑念が浮かんでは消えしています。
それがよいものばかりならよいのですが、けっこうよくないネガティブな思いにとらわれてしまっています。
そこで、息止めです。息止めは自分の意識でコントロールできます。
ちょっと苦しいくらいまで、息をとめているとそんな雑念がなくなっているのに気がつきます。
身体が、「大事な酸素が入ってこない!雑念どころではない。」と反応するのでしょうね。
ひとのこころとからだは一体ですから、からだのほうに意識を集中させることで
こころの雑念が消えてしまうということなのでしょう。
これは、禅で自分の呼吸に集中するのとおなじことなのでしょう。
やってみる価値あり
この息止めを、危険のない範囲でウォーキングや
トレーニング中にとりいれると
効果がより期待できて、普段の活動がどんどん楽になってくるということです。
お金も時間もかからず、今すぐにでもできることなので
楽しみながら、つづけてみても損はないと思います。
【 きょうのスイーツ 】
きな粉とさとうの割合は5:5だそうです。
さとうの割合が低いと、口にした瞬間「粉」の食感しかしなくて
評価は低くなっていまいます。
第一印象って大事ですね。