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人の心を読む、精度向上の秘策とは?

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当ブログをご覧いただきありがとうございます。税理士の岡田隆行です。

私は日経新聞の2面~3面の広告欄に出ている書籍を頻繁に買っています。お酒をやめるきっかけをくれた本もこの広告欄にでていたものでした。(☞飲まない生き方~ソバーキュリアス/ルビーウォリントン)

先日、目に飛び込んできたのは書籍の要点の箇条書きにあった言葉でした。「・『人を動かす』のカーネギーが「勘違いしていること」とは?」

☞ 人を動かす/デールカーネギー

ningenhousoku

残酷すぎる人間法則/エリック・バーカー

カーネギーが勘違いしていたこと

カーネギーの「人を動かす」そして「道は開ける」のCDブックは今も毎日聴いています。クルマの中でも、調理中にも聴いています。もう何回聴いたことでしょうか、暗唱できるくらい聴いています。

そのカーネギーに勘違いがあると聞いてそのままにしておく訳にはいきません。まさか、「人を動かす」を全否定している内容だったらどうしようと、ものすごく気になってしまって、さっそくAmazonで取り寄せてみました。私のような人がたくさんいるのでしょうね。マーケティングの一環なのかな。

読んでみて安心しました。「人を動かす」は現代でも通用する内容であると全体としては肯定していました。カーネギーが「勘違い」しているのは1点で、人を動かす第8の原則「相手の立場になって物ごとをみる」ことだと指摘されています。

相手の気持ちを読むこと

「残酷すぎる人間法則」の第1章は「人の心は見た目が2割」です。その二番目の小見出しは「『自分は相手の心がわかる』は残念な勘違い」。

この章では、接する相手の心情を読み取ることの難しさが書かれています。多種多様、科学的な検証の結果、人間が相手の考えていることを察する能力は思いのほか低いということが判明したということです。相手の気持ちを見た目だけで判断することは難しい。こう思っているだろう、と思ってもそのほとんどは違うということなのです。

相手に関心を寄せることが心を読む精度を向上させる

ただ、ここで興味深いことが書かれていました。それは女性のほうが人の心を読み取れるのはなぜかという問いかけです。その答えは、性別により単に人の心を読み取る力の差はない。

では、何が違うのか、それは女性の方が人に対する関心が高くて、熱心だからというのです。関心をもって熱心に相手を観察するから、結果的に女性の方が人の気持ちに気づけるということでした。

このことはどこかで聞いたことがあります。それは「人を動かす」に「人に好かれる六原則」が紹介されていて、その第1の原則は「誠実な関心を寄せる」なのです。

この章では最初に犬のはなしが出てきます。カーネギーが子供の頃に飼っていたティピーと言う名前の黄色の子犬のはなし。

ティピーは心理学の本を読んだことがなく、また、その必要もなかった。相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な関心を寄せるほうが、はるかに多くの知己が得られるということを、ティピーは不思議な本能から知っていたのである。

「人を動かす」デールカーネギー

単に相手の気持ちを読むことは難しい。そこで、相手に純粋な関心を寄せることにより、結果的に相手の気持ちが分かる。人間関係はどうもそういう仕組みのようです。

【きょうの料理】

きゅうりと鮭のまぜ寿司です。「何食べ」でシロさんが作っていたケンジの好物です。あのシーンを見るまで「すし飯は、炊飯窯から出して作業するもの」という固定観念が私にはあったのです。ごはんの熱を急速に冷まさなければ!水分を飛ばさなければ!と頑張っていたのです。でも家庭料理なのですから、わざわざ移し替えて洗い物を増やすことはないのです。炊飯窯でそのまま作ればいいのですよね。あのドラマで寿司に対するハードルが一気に下がって、気楽に作れるようになりました。

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