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せっかくの税理士試験免除の権利行使をしないのはモッタイナイ

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せっかくの税理士試験免除の権利行使をしないのはモッタイナイ

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行です。

昨日も書いたところですが、税務署現職の同年代の方が中途退職して税理士をする考えは全くないとおはなししていたことについて今日も考えていました。

☞ 想像できなければ実現することはない

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勤続23年でもらえるクーポン

税務職員として23年以上勤めてせっかく税理士試験免除のクーポンを手にいれたのにどうしてそれを行使しないのか。人の考え方はそれぞれで、公務員として働き続けることが悪いことというつもりはありません。国家公務員の処遇が良くない方向へ推移してはいるものの、決まりきった、安定した収入が見込めます。

それほど必死で働かなくても、ほとんど働かなくても、まったく働かなくても(!)、クビになることはありません。万が一、ケガや病気で働けなくなっても、健康保険の傷病手当てがありますから休職しながら何割かのお給料が入ります。

一方、退職してフリーランスの税理士になってしまうと、決まりきったお給料は入ってきませんし、病気で働けないとそれこそ収入は途絶えます。国民健康保険には傷病手当なんて制度はありませんから。

来月からお金が入ってこなくなる恐怖心。これに抗えずに中途退職に踏み切れない方がたくさんいらっしゃることは想像に難くありません。

無理と考えるなら無理です

私が税務署を退職すると決めた後に、20年来の先輩と飲みに行った時のことです。先輩に私の退職のことを打ち明けたところ、その方は「無理無理無理無理~」と言って顔の前で手のひらを立てて左右に振り続けました。その晩一体何回「無理」と言ったか、手のひらを何回振ったか知れません。数えきれないくらい言ったり、振ったりしていましたね。

「岡田さんにはできても、私には無理無理無理無理~」と、その繰り返しでした。その方も来月からお給料が入ってこないという恐怖心から、中途退職なんて口にするのも恐ろしいのだということがよくわかりました。

自分の仕事が他人様の役に立っていることが、実感できるというのは非常にありがたいことです。税務署の職員でありつづける限り、こういった充実感を味わえることはほとんどありません。お客様からの感情面での感謝をいただけて、さらにお金までいただけるのですから。

不安定だから感動がある

安定しているのは「よいこと」で、不安定なことは「よくないこと」と捉えられがちです。それは生活できないほど収入が少ないことが続いたらと悪いほうばかり想像してしまうからに他なりません。当然その逆、つまりどんどん入ってくることだってあるのです。

春夏秋冬、日本には四季があります。冬があるからこそ春の暖かさをありがたいと感謝できます。夏の暑さが過ぎて秋に涼しくなるからこそ、暑さと涼しさを実感することができるのです。

これが年中気温が20℃で一定だったらどうでしょうか。今日は暑いなあ、とか寒いなあとか、涼しくなったなあとか感じることがなくなってしまいます。変化があればこそありがたみがあり、感動がありそれに感謝できるのです。

定年までずっと収入が安定していると、マンネリもいいとこです。もう麻痺してしまって、お給料に感動や感謝することなんて皆無です。入ってきてアタリマエ。

安定しかない世界よりもよほど面白く充実した人生をすごすことができるのに、このクーポンを使わず、むざむざ捨ててしまうのはほんとうにモッタイナイなあ。

【きょうの料理】

豚ももブロック肉のゆで豚です。豚もも肉のかたまり肉がたまに安売りでスーパーに並びます。フォークでぷすぷすと突き刺して、筋切りをして砂糖と塩をすり込んでポリ袋に入れ、冷蔵庫でひと晩ねかせます。常温にもどしてから、刻み生姜を入れたたっぷりのお湯でかるく茹でてしばらく置いて、スライスしてから軽く焼いてみました。生姜が足りなかったのか、ややくさみが残っていましたが、やわらかくおいしくいただけました。豚こまもいいですが、たまには違った部位のお肉で変化をつけるのも楽しいものです。

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