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税務職員を辞めるのはもったいないか 頼りにされることで得られる自己の重要感

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税務職員を辞めるのはもったいないか 頼りにされることで得られる自己の重要感

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

税務職員を辞職して税理士業を開業してから4シーズン目に入っていますが、年を経るごとに頼りにされていることを実感することが多くなっています。

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感謝が報酬になる

税理士とはいえ一個人事業者ですので、食っていくためには仕事をして報酬をいただかなければいけません。

仕事というものは、お客様の困りごとの解消で、困りごとを解消できれば、お客さまから感謝をいただける。報酬とはその感謝のことなのだということが実感できるようになりました。

税務職員時代のまま時間を過ごしていたら、この感覚を得ることはできなかったと断言できます。

税務職員はその職業柄、外部との接触が制限された閉鎖的な空間です。作家橘玲の著作ではこの公務員、会社員の閉鎖的な空間の事をお寺のお堂になぞらえて「伽藍」と呼んでいます。

公務員は法律で職務上知りえた事は外部に漏らすことは禁じられており、そのことにより必要のない部分まで外部に漏らすまいという感覚が身についてしまいます。

税務の専門職員ばかりいる閉鎖的な空間では、税務の専門知識があることが当たり前なので、自分の持つスキルがどれくらい有益なものか実感することができません。根源的に人間が求めている「自己の重要感」を感じにくい環境下にあるといえます。

収入保証はないが

税務職員を辞めて税理士になると、当然のことながら収入の保証はありません。収入の保証がないのに、辞職するなんてとても怖くてできないと、税務署を辞める際に何人もの同僚から言われました。

辞めたのが2020年でしたので、コロナがまん延し始めて、行動制限が始まった時期と重なり、辞めるのを辞めたほうがいいのではないかと言ってくれる同期生もいました。

それから3年が経過した今では、ほんとに辞めてよかったと思っています。

もちろん収入は不安定ですが、税務職員時代とは比較にならない充実感を日々の生活のなかで得られていることは事実です。

それは他人様から頼りにされていることが実感できるからに他なりません。自分は必要とされているんだと感じられること。税務署を辞めてそれが何よりよかったことと言えます。

【きょうの良事】

よく聞かなければ、答えられない。

人の質問に答えるには、まず相手の理解度をよく聞くことが大事なことが分かってきたこと。

【きょうの料理】

肉団子と白菜の煮物です。

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