Table of Contents
当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行です。
オーディブルで小林正観さんの著作ばかり聴いています。今聴いているのは、「心を軽くする言葉/小林正観(イースト・プレス)」です。
宇宙と仏教
正観さんのお話しには、宇宙とかお釈迦様とかよくでてきます。ずいぶん昔にひろさちやさんの本で般若心経の内容については読んで知っているつもりになっていました。
般若心経を要約すれば、「菩薩様は修行をつんだ結果、この世のあらゆるものは「空」だということに気がついた。」ということです。「空」とはニュートラルであるということ。この世に起こるすべての事象、目に見えるありとあらゆるものに根源的に「意味」はない。
確かにそうなのだろうなと、自分の勝手な「意味づけ」を排除してものごとの本質を見るように心がけているつもりなのですが、なかなか実践できていないのが現状です。
そのことは、いろいろな人が、いろいろな本に書かれています。それは人によってそれぞれ理解の仕方が異なっているからに他なりません。いろんな方向からこれでもかといわんばかりに、書かれていることをどう自分の腑に落とし込むかということなのでしょう。
この本で理解したことのひとつは、ものごとには良いも悪いもないということの理解です。
たとえば、今まで私はちょっと家族の帰りが遅いと、「何か事故に遭ったんじゃないか。」と心配ばかりしていました。そして「無事に帰りますように。」と祈っていました。
でも、その考え方自体が「空」の思考とはずれているということに気がつきました。
もちろん、家族が無事に帰宅することに越したことはありません。確率論的に言えば99%無事に帰宅するでしょう。それは「無事に帰ってよかった、ありがとう」と感謝すればいい訳です。
でも例え事故にあってしまったとしても、それはそれで、その事故の結果への対処を私はするだけだし、事故の程度によりけりですが、少々のケガで済んだのであれば、「大したことなくてよかった、ありがとう」ですし、「今後のいい教訓になった、ありがとう」と感謝する。
もし、最悪の事態になったとしても、今「最悪の事態だ」と捉えているのは他ならぬ自分自身であり、その後そのことがどう影響していくかは誰にも分からない。
運命は変えられない
「JIN-仁」というテレビドラマをご存知でしょうか。現代の医師が幕末にタイムスリップしてしまい、現代の医学の知識で治療を行い、歴史上の事件を阻止しようとするという内容でした。
タイムスリップした医師は、過去の歴史を知っているからそれを阻止しようと奮闘したが叶わなかった。
小林正観さんは超常現象、不思議現象の研究家なのですが、その研究を40年間続けて出した答えは、「どうも人の運命は生まれる前から決まっているようだ。」ということです。
この世で起こることに良い悪いはなく、人の運命は決まっているということは、「悪いことが起こりませんように」と祈ることに意味はないということになります。
「自分がどう思おうと、なるようになる」と考えていたほうが気分的に楽ですし、そのほうがストレスにもなりません。それでいて、その事象そのものはまったく変わりはしないのです。むしろ、そのストレスが原因でなるかも知れない病の予防になるでしょう。
このことに気がついて、病気にかかりにくい身体になるということも運命に織り込まれているのでしょうね。
こんなことを考えていると、アタマがこんがらがってきてとても楽しい気分になれます。
見方をミカタにする
運命を変えることは不可能、なのであれば変えられるのは自分のものごとの「見方」しかありません。「見方」を「味方」にすれば怖いものなしです。
【きょうの料理】
スパイスチキンカレーです。スパイスはクミンパウダー、チリパウダー、コリアンダー、ターメリック。チリパウダーは唐辛子の粉末ですので、日本の「一味」のことです。このチリパウダーが辛さのもとですから、このスパイスを加減することで辛みを調整します。カレー屋さんで「辛さ5倍」「3辛」とかオーダーしますよね。あの辛さの調整はこのチリパウダーでしているものと思われます。辛さ1のベースのカレーがあって、そこへオーダーに応じて、チリパウダーを加えて辛さを増し増しにしていきます。激辛はちょっと・・と思いますが、ある程度効かせたほうが、食後にすっきりした爽快感があります。このへんは人それぞれ好みの問題で難しいところですね。