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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
以前も書きましたが、同業の方からちょっとしたご相談があっても、報酬はいただいていません。たいていは、ほんの部分的なことなので電話でさっとお答えすれば済むようなことだからです。
頻繁にご相談があったらどうするか
そういったご質問が頻発しはじめたら、どう対応するか悩ましいところです。
たとえ、簡単な質問であっても、お答えする以上は責任が伴いますから、それなりの答えを準備するために、書籍を確認するなど少なからず時間を取られます。
私は税理士会が行っている資産税関連の会員相談の相談員になっており、二ヶ月に一度半日だけですが、香川県下の税理士会員の相談を受けて、その日の日当報酬をいただいて相談させていただいています。
いつでも電話1本、メール1通、しかも無償でお答えするのであれば、会員相談の日にわざわざ予約を取って出向いて来ていただいている先生が気の毒です。
また、資産税の顧問として顧問料をお支払いいただいている先生にも申し訳ないことになります。
対応策として、つぎのようなことが考えられます。
- 質問されても答えない
- はっきりと「ここからは有料になります」とお伝えする
- ”ここからは有料ですオーラ”を匂わせる
1はあまりに大人げない対応です。今後顔を合わせることがある相手の場合これは難しいでしょう。
「人を動かす」の思考からゆけば、3がもっとも妥当な答えです。
私はひとり税理士なので、その回答に応じている時間は他のことができません。もちろん、”有償の”仕事もこなさなければならず、無償のご相談の優先順位をどうつけるか悩ましいところです。
質問をいただくのも、内容と回数が度を越えなければ何とも思わないのです。ただ、さすがに頻繁にだと質問をする側も受ける側もそれを生業としていることなので、釈然としない感情が残ってしまいます。
その釈然としない感情も、その質問者の方から何らかの仕事をいただいている間柄での質問であれば、まったく気になりません。こちらも相応の気持ちをもって答えようと努力します。
しかし、いくら答えてもまったくリターンがないのが分かっていると、さすがに気持ちも萎えてしまいます。将来的なリターンの有り無しに確証はありませんので、リターンなし推定にはなりますが。
その辺の心情の機微を感じ取るのも大事なことです。税務署OBはもとより、社会人になってからずっと公務員・サラリーマンだった方が税理士に転身した場合、その辺の人の動かし方に長けていない方がほとんどと考えれば、それはそうかなとも思えてきます。
自分自身もそういうところがないか気をつけたいところです。
【きょうの料理】
蒸し鶏の玉ねぎソースです。
玉ねぎソースはフライパンで薄切り玉ねぎをしんなりするまで炒めて、めんつゆとお酒を加えて少し煮詰めます。すると、親子丼の味になります。どうぞお試しください。