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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
税理士会関連の会合があり、高松駅前を通りかかったら著名な医師団への寄付の勧誘をやっていました。お話しを伺ったところ、今この場で定期寄付の約定書にサインをしてほしいとのことです。
寄付行為もサブスク
「2、3分お時間いただいてよろしいでしょうか。」
最初は少しでも寄付をと思っていました。そこでお話しを伺ったのですが、「寄付金詐欺も多いので」この場で現金の寄付は受けつけておらず、クレジットカードかインターネット口座振替での「定期寄付」の受付をしているといいます。
こっちは募金箱はどこかなときょろきょろしていたのですが、確かにそういったボックスも見当たりません。
それなら、寄付の申込書をもらって帰ってよく考えますと伝えると、「環境への配慮」から申込書の配布はしていないのだそうです。今、ここでサインしてくれと言うのです。熟慮の余地を与えず、言葉はやわらかですが、ちょっと強引ではありませんかね。
「寄付期間の決まりはありませんから、1回寄付してすぐにやめていただいても構いません。」
期間の定めなしということは、こちらから「やめる」と意思表示しない限り毎月の寄付が続くという意味でもあります。
寄付はしたい気持ちはあるけれど、ずっととなるとちょっと・・・という気持ちが湧いてきて、寄付をお断りしてしまいました。クレジットカードで寄付をするということ自体にも、どこか抵抗があります。現金であれば、確実に寄付していたのですが、したかったことが出来ず、残念な、中途半端な感情だけが残りました。
サブスクは忘れがち
クレジットカードの年会費であったり、新聞の購読料であったり、最近では音楽配信、電子書籍、アマゾンプライムなどのサービス定期購入の定額毎月払い制がわんさかあります。
もちろん、使わにゃ損の定額制ですので、頻繁に利用するのであればお値段以上の価値のあるものですが、毎月の定額制のサービスは、勝手に引き落とされるものですから、お金を払っているという感覚が薄まってきます。
そのサービスをほとんど使っていないのに、忘れている、また使うかも知れないと考えている、もしくは解約するのが面倒、などの理由で放置してしまいがちです。(なんだか、家にある使わないモノと似ていますね。)
寄付とモノ・サービスの購入とでは見返りを求めるか否かの違いはありますが、定期的・自動的にお金が出てゆくということについては同じです。
出さないと入ってこない
お金は「通貨」ですので、自分を「通過」してゆくだけのもの、自分の所に留めておいてはいけないと小林正観さんの本に書いてありました。
出さなければ入ってこないということを、分かっているつもりになっていました。
【きょうの料理】
コメダ珈琲店のエビカツバーガーです。一人ではちょっと無理っぽいボリュームです。