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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
先日、開業当初から間断なく土地評価の仕事をいただいている先輩税理士から、見積書の金額の倍額の評価報酬をいただきました。
自営業者ならでは
「倍プッシュで、請求書お願いします。」
というご指示通り、見積書の倍額で請求書を切りました。
その先生は見積書で提示した額よりも、「○○割増しで請求してください」といつも言ってくれるのですが、倍額と言っていただいたのは初めてです。
ものの値段は感謝の大きさに比例すると聞いたことがあります。
今回の私の仕事は、先方にとって、私が見積書で提示した額の倍の価値があったということになります。
案件の内容としては、宅地、農地、山林の筆数が10数筆あるものの、倍率地域で一部分だけ、少し手間取る作業があっただけで、そんな難解なものではありませんでした。
私にとってはそんなに難解ではなくても、依頼主の先生にとってこの評価は悩みのタネであり、それが解消されてその感謝の感情が大きかった。だから倍額の報酬を払う価値があると思ったということなのでしょう。
他人のことは分からない
人間は他人のことはよく分かりません。たとえそれが家族で、何十年も一緒に暮らしていて、分かったつもりになっていても実はその家族のことをどこまで理解できているかというと、甚だあやふやなものです。
自分自身のことですら、よく理解できていないのが現状なのではないでしょうか。
他人のことはよく分からない、このことは相手の能力の理解についても同様です。相手がどんな能力を持っているか計り知れないときには、自分とそんなに遜色ないくらいのものを持っている前提で対応します。そうせずに、相手の能力を過小に見込んでしまう、見くびってしまうと、後からしっぺ返しを食う恐れがあるからです。
案外、他人は自分が簡単にできることができないことが多い。これは逆もまた真なりで、他人が簡単にできることが自分にはできなかったりもします。
「こんなこと誰でもできるでしょ」といつも思っていることが、できない人も一定数は存在する。自分が気がついていないだけで、それができない人にとって、自分は能力者であることになります。
そこに気がつけるかどうかが、もしかすると一番大切なことなのかも知れません。
【きょうの仕事】
相続財産の額が、基礎控除を超えるか超えないか微妙な案件の財産明細書の作成。
【きょうの料理】
豚ごぼうです。野菜類は先にレンチンすると、炒める時間の短縮に繋がります。