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相続税対策の報酬プランを考えておく

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相続税対策の報酬プランを考えておく

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

相続対策の仕事をいただきました。きちんとした報酬体系を考えて、クライアントにお示ししておかなければなりません。

☞ 相続対策の依頼があったらどこまでフォローすべきか

☞ 相続対策の仕事のキリをつけること

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対応は年齢、主な財産の種類によって大きく変化

先日、相続(税)対策のクライアントと面談してきました。ある特殊な免許を持つ法人のオーナー社長で、同族法人株式の次世代への引き継ぎ方でお悩みです。

また、社長は今も現役で現場に立っていますが、高齢のためそろそろ現場からは退こうかとお考えとのことです。

保有資産としては不動産は自宅と法人本社のみで、その資産のほとんどは金融資産ということです。

納税資金には事欠かないせいか、お話しを伺った限りでは、相続税についてはそんなに心配していない様子でした。

どういったサービスを提供するか

まず、一番の悩みである同族法人の株価評価額を出して、贈与税のシミュレーションを提示します。贈与税シミュレーションは、現社長が保有する株式をすべて一度に贈与した場合の税額を示して、事業承継税制を使う必要があるかどうか検討を加えます。

次に、社長の保有する同族株式を含むすべての財産について、現時点における財産明細表と相続税のシミュレーションを提示します。

その上で、社長を中心とした親族のライフプランニング表を提示します。ライフプランニング表は、現在から一定期間、たとえば10年間のお金のながれを年表にしたものです。

表の1行を1年として表してしまうと、クライアントの年齢を考慮すると、ちょっと粗くなってしまいます。

そうはいっても、1行をひと月にすると、10年では120行にもなってしまいます。これでは、分かりにくい。

では、1年を四半期、4行で表現したらどうでしょうか。1年分が4行ですので、10年プランなら40行です。

しかし、1年を4分割しても、四半期ごとに財産の増減を表現しても、あまり意味はないような気がします。

やはり、1年ごとかひと月ごとにしたほうが、分かりやすいでしょう。

  1. 株価評価明細書
  2. 贈与税シミュレーション
  3. 現時点財産明細表
  4. 相続税シミュレーション
  5. ライフプランニング表
  6. 相続対策の総括

報酬をどうするか

同族株式の評価は既存の財産評価報酬表から提示することとして、贈与税・相続税のシミュレーション作成で一定額、財産明細表作成で一定額と積み上げ方式でお示しするか。

もしくは、すべての業務をひとくくりにして一定額をお示しするか。

ひとくくり方式だと、相続対策の仕事の度に毎回報酬について悩んでしまいそうです。

ですので、積み上げ方式でお示しした方が、迷いがなくなってよさそうです。

どうすれば喜ばれるか

自分が提供できるサービスは何か、それに応じた報酬額を提示できるように準備しておくのですが、根幹は「どうすればクライアントに喜んでもらえるか」です。その事さえ忘れずにいれば、食えなくなることはありません。

【きょうの料理】

鳥肉団子とレンコンの炒めものです。酒、醤油、みりん、砂糖の組み合わせでほとんど連日味付けしています。飽きがこない組み合わせなのですね。

dango
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