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紹介を頂けるだけでもありがたい フリーランスの海に生きる

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紹介を頂けるだけでもありがたい フリーランスの海に生きる

当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。

以前、不動産の贈与登記をお願いした司法書士先生から相続のご相談がありました。8年前に亡くなった方が所有していた不動産の相続登記をしたお客様から相続税について相談できる税理士を紹介してほしいと依頼があったそうです。

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国税側からはもう手が出せない

今回相続登記をしたお客様は、相続登記をしたことが原因で相続税の申告をする必要があると認識されているようです。

相続税の申告義務と遺産である不動産の相続登記をする行為とは関連がありません。相続登記しなければ相続税の対象とならないとなると、意図的に相続税を回避できてしまうからです。

この案件の場合、被相続人は8年前に亡くなっていますので、もし相続税の申告義務があるのであれば亡くなってから10ヶ月目の月命日が相続税の申告期限になります。

そして申告期限から5年を経過すると国税当局は課税徴収ができなくなってしまいます。ただ、納税者の方から8年前の相続税の申告書でも税務署へ提出することはできます。

税務署から取りに来ることはできないけれど、納税者から出すことはできる状況にあることを説明して、どうするのかはお客様に任せます。

紹介いただけるだけでありがたい

今回は相続税の申告書作成には至らないと思われますが、紹介いただけるだけでありがたいことです。

紹介していただけるということは、信頼をいただいているからです。不信感をもっている人にはお客様を紹介することはできないでしょう。紹介先が不信な人だったら紹介する側の信用にもかかわりますからね。

フリーランスという海に生きる

信頼をいただいているということと、他に選択肢が少ないということもあります。

以前読んだ本に、フリーランスよりもサラリーマンの方が実は競争が厳しいということが書かれていました。いやいやフリーランスの方が会社という後ろ盾がないから厳しい世界でしょ、と思われるかも知れません。

サラリーマンは同様のスキルを持った人が同じ枠(会社)の中に大勢いますから、そこで抜きんでようとするのは大変な努力と労力が必要です。一方、フリーランスはその枠がない開かれた場所にいますから、実際にはあまり競争がなくサラリーマンよりも気楽に生きて行けます。井の中の蛙大海を知らずといいますが、これはサラリーマンとフリーランスのことを言っているのかも知れません。

もちろんフリーランスは自分の仕事の責任はすべて負わなければなりませんから、それなりの緊張感はあるものの、逆に自分だけが責任を負えばそれで済むので、会社に迷惑をかけたとか、会社の名前に傷をつけたとかいうプレッシャーを背負わずに済みます。

私も32年間税務職員として親方日の丸で過ごしましたが、日の丸という後ろ盾がある分、常に日の丸を背負って行動しなければならないという無言の圧迫感はありました。当然のことながら、人道に外れたことをするとか、したいとかいうことではなくて、そういうプレッシャーを常に感じながら生きていたことは事実です。今はそれがないのでまったく気楽です。

【きょうの料理】

バーモントカレー(中辛)。たまには普通のカレーもいいものです。カレーの世界もフリーランスの世界と同様に、とても広くてカレーの海が広がっています。

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