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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
顧問先の税理士事務所で従業員さん対象に毎週勉強会をしています。なにごとでも学習には事例検討がいちばんということを実感しています。
☞ 勉強会のネタがつきることはない すべて相続税でやっていく
☞ 勉強会を始めてから4ヶ月ずいぶん慣れてきた 人前でしゃべれるようになる
☞ 顧問先での勉強会の効果効能 人にものを伝える醍醐味なるもの
事例検討を投げてみる
勉強会を始めてから半年以上が経過しました。これまでは、国税庁のホームページにリンクが貼ってある税務大学校の教科書をテキストにして、講義形式で相続税・贈与税の制度や特例関係の説明をしてきました。
制度にせよ何にせよ、その対象によほど興味がある場合を除いて、説明・解説というものは聞いていて面白いものではありません。
試験対策ではなく、あくまでも実務に対応するための勉強会ですので、税制についてこと細かに習得する必要はありません。
制度や特例の概要についてはひととおりの説明は終えましたので、さてつぎは何をしようかと考えたのは、事例検討です。
私が携わった相続税、贈与税の案件で、課税の判断が分かれるような問題について提示して、それについて考えてもらい、その考えを発表してもらうというやりかたです。
もちろん、討論会ではありませんから、完璧なこたえを求めるものではなくて、その事例について自分はこう思うというただの感想でも構わないというユルいものです。
エピソードで感情が動く
実例をもとに問いかけがあると、人は何かしらのこたえを見つけようとします。
それは実例はひとつの物語なので、物語には感情が動いてしまうものなのですね。
感情が動くとその対象に興味が湧いてきて、分からないなりにも自分はこう考えるとか、そんなことがまかり通っていいのか、などという考えが浮かんでくるのです。
自分の考えがあれば、発言も活発になってきますので、私はそれを聞いていればよくて必死になって説明する必要もなく楽です。
勉強会の最後に、みなさんの意見をまとめつつ、私の考えを述べればそれで終了です。
完璧なこたえはなくてもよくて、自分の脳を動かすことが勉強になるのですね。
エピソードづくしの名著
デールカーネギー著の「人を動かす」という自己啓発書のロングセラーがあります。1936年(昭和11年)の刊行ですので、もう90年も昔の本です。
この本ですが、内容はすべて(といってもいいくらい)人間関係のエピソードで埋め尽くされています。実例につぐ実例で、読む者の感情を動かし、人との付き合い方について考えさせられる名著です。
物語には人を惹きつける力があるのですね。
さいごまでご覧いただきありがとうございました。
【きょうの料理】
根菜とシーチキンの親子丼風。
【相続税専門】岡田隆行税理士事務所 ℡087-816-8889
国税での32年間の資産税事務経験を活かして、相続税に関するサポートに尽力します。
事務所は高松市国分寺町、趣味は料理とバイクです。