相手の言葉をさえぎらない
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
仕事柄お客様などからのご相談を受けるなど、人の話を聞く機会は多いです。
その際に、相手の話をさえぎらないことに気をつけています。

聞き手にまわること
相手の話をさえぎらない。そうひとことで言うと、いともたやすくできているようですが、これがなかなか難しいものです。
相手の聞きたいことの答えが、話の途中で分かったらもうそこで相手を制してぱっぱっと説明してしまいたい衝動に駆られます。
要点を順序だてて簡潔に話をできる人は稀で、人の話は要領を得ないことが多いものです。
さえぎって自分が説明をして、それで話が終わるのであればいいのです。ところが相手は相手で自分の言いたいことを全部言えていないので、さらに話は続きます。
人と話をするときは聞き手にまわる。そのほうがうまく事がすすみます。
そもそも自分のことを喋る必要がどこにあるのか。
すべての人は自分こそが世界の中心であり、圧倒的なリアリズムを感じながら生きています。
自分の足を踏まれたらそれは痛いです。でも他人が足を踏まれても、なんともありません。
そう考えてみれば、人は他人のことにはあまり興味がないことが自然であることが分かります。
完全な相互理解はない
人間が100人いれば100通りの世界観があって、それぞれの世界観のなかで人は生きています。
その世界観が完全に一致することはなく、相当気の合う人であっても多少のずれがあるものです。
いわんや、世界観がかけ離れている人間同士はいくら話をしたところで、理解し合えることはありません。
ですので相手のことを自分が、または自分のことを相手に完全な相互理解はないという前提に相手と対峙したほうがいい。
そういう心構えでいると、氣持ちに余裕をもって相手とお話しすることができると私は考えています。
【きょうのお仕事】
土地評価の依頼があり、坂出税務署管内の丘陵地帯に現地確認に。被相続人は田畑山林原野宅地と見渡す限りの土地を所有していました。これだけ広大な土地ですので、管理だけでも相当な費えがかかります。
【きょうの料理】
マーボー豆腐。夏野菜をたっぷり。ごちそうさまでした。

