税理士業も5年目 慢心・思い込みへの対処
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
車の運転でも「慣れてきた頃がいちばん危ない」とよく言われます。
このことは、税理士になってから5年目の私にもあてはまります。
☞ ひとり税理士のメリット~身軽だということ 税理士独立開業

思い込んだら
先日、相続の相談を受けた際に法定相続分について誤った説明をしてしまい、お客様に 多大なご迷惑をかけてしまいました。
最初、資料を受取った時から、この相続関係の場合は何分の一だ、と誤った法定相続分で思い込んでしまったのです。
それをお客様にご説明しました。
その後、その割合で間違いないのかと先方から確認がありました。
それにもかかわらず、思いこんだ法定相続分で間違いないと答えてしまっていたのです。
いま思えば、どうしてよくよく確認しなかったかと悔やまれます。
5年目の慢心
それはやはり開業後5年が経ち、徐々に仕事の依頼も増えてきて周囲からは「センセイ」と呼ばれる。そんな環境に慢心していたことは否めません。
ダブルチェックが効かないというひとり税理士の弱点がでてしまったのです。もし、「この場合はこれでよいか」とパっと聞ける人がいたら、そこで誤りは是正されていたはずです。
それから、こうだと判断して思い込んだが最後、その考えが誤っているかも知れないと再確認しようとしないのが問題です。
私は今後とも、人に雇われる予定も、雇う予定もありません。
ダブルチェックができない環境で、この思い込みというやつにどう対処していくか。今回のミスはそれに気づくきっかけになりました。
【きょうのお仕事】
税理士会の委員会活動の会合があり午後から出張。
懇親会で初対面の相続税理士の方と、いろいろ相続税関係のことをお聴きでき勉強になりました。
【きょうの料理】
ホテルのディナー。アワビとホタテ。ごちそうさまでした。

