人それぞれの価値観退職後は好きなことをして生きる
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
私の前の職場である税務職員の友人から、税務署の幹部で定年退職された先輩の近況を聞く機会がありました。
その方は若いころから登山が大好きな方でしたが、定年退職して山小屋でアルバイトをしながら、好きな山歩きを楽しんでいるそうです。

税理士試験免除
税務職員として23年間勤務すると、一定の試験をパスすれば税理士試験が免除されます。23年勤務後に即、退職する職員もいますが、60歳の定年まで勤務して、その後に税理士登録するという方のほうが多いです。
公的年金の支給開始が先延ばしになり、それに応じて定年年齢も延長されています。その関係上、60歳の定年という節目がなくなりますので、今後は60歳で退職して税理士登録というながれは変化するものと思われます。
退職した税務職員の大多数が税理士登録するのかというと、そうではありません。
私の感覚ですが、退職者の3~4割は税理士登録していないようです。
私は今までは、せっかく税理士試験を免除されて資格を受けられるのにそれをフイにするなんてもったいないという考え方でした。
税理士登録すれば、定年年齢という他人が勝手に決めた年齢に関係なく、自分で対応できるまでいくつになっても、税理士として社会参加することができます。
それにこれまでの税務職員として数十年という時間を費やして、培ったスキルを税理士業を続ければ活かすことが可能です。
でもそれは、私の勝手な思い込み、固定観念だということです。
人はひとりひとり、それぞれの世界を持っていて、親子兄弟であろうともその世界が同じ人間はいません。
山小屋の先輩は、税務職員として勤務しながらも、ずっと山での生活にあこがれていたのでしょう。
自分の好きなことをして生きる。それはとてもステキな生き方ですよね。
【きょうのお仕事】
懇意にしている税理士先生から、急遽相続税対策の相談案件があると聞いて、お話を聞いてきました。
【きょうの料理】
秋刀魚。今シーズンは初物です。

