積極精神で取り組めばガラリと変わるという事実
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
ここのところ、中村天風の「運命を拓く」(講談社文庫)をいつもバッグに入れて持ち歩いています。

積極精神のなせる業
中村天風の関連書籍はいままで数冊買って読んでいました。
今回の「運命を拓く」はオーディオブックで聴いてみて、これは!と感じたのでリアル本を買って何度も読み返しています。
中村天風は明治生まれで、日清日露戦争では諜報活動で活躍した人で肺結核を患い、病に対する考え方を求めて米国、欧州を旅して回り、絶望して日本への帰途、インドの聖者に出会いインドの山奥でヨーガの修行をして悟りを得て、帰国後は銀行の頭取などをしていたのですが、突然辻説法で自己啓発の講演者となった人です。
なんだかすごい経歴ですが、稲森和夫や大谷翔平、古くは東郷平八郎にまで影響を与えたと言われます。
人間の幸福というものは、その人の人生に対する考え方というのものを切り替えないかぎりは、どんな境遇がきても、ああ、ありがたい、嬉しいと思いはしない。
たとえどんなに宝の充満している金庫があっても、これを開く鍵がなければ、中野宝は結局はないのと同じことである。つまり、心ひとつの置きどころ、積極か消極かというだけで、人生の幸福の宝庫が開かれるかどうかが決まってしまう。
中村天風「運命を拓く」(講談社文庫)帯封より
この本の構成は毎年夏に行われた、修練会での中村天風の言葉を分かりやすく当時の門下生がまとめたものです。一編一編の最後には1~2ページの「誦句」が書かれており、この誦句をただ読んでいるだけで元気になれます。
この本にであってから、何かにつけて積極精神で取り組んでみると、いままで「嫌だなあ」と思っていたこと、つまり消極精神でことにあたっていたことが実際に楽しいことに変化しつつあるのを実感しています。
これが感情の自己制御なのかということの入り口に立っている感じです。まだまだ制御はできていないのですが、もしかしたら、これがその感覚なのかも知れないという感触があるだけなのです。
この本、値千金の価値がありますが、文庫本なので安価に手に入ります。税込み770円。
おそらく何十万もする自己啓発セミナー以上の価値があると、私は感じています。
【きょうのお仕事】
租税教室の事前打ち合わせで専門学校へ。
【きょうの料理】
鯛と舞茸の煮つけ。ごちそうさまでした。

