私はよく間違います 機械は命令通りに動いている
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
表計算ソフトで集計した金額と、税務ソフトの集計結果の額が違っており、原因を探るのに時間を取られてしまいました。
暇ではないけど
確定申告のシーズンが到来しており、たいていの会計事務所は超繁忙期に突入の時期ですが、当事務所は相続税専門ですので、繁忙期ということにはなりません。
贈与税申告と、分離譲渡所得の申告の依頼がぽつぽつくらいのものです。
それでも、当然のことながら自分の確定申告は作らなければなりません。
そこでふだんは使わない所得税申告の税務ソフトを開きます。
この所得税申告書の税務ソフトですが、この時期だけしかつつかないものですから、まったく使いこなせていません。
ほぼ年に一度開くものですので、もう1年前につついた経験の記憶は忘却の彼方にあって、またおっかなびっくり入力をはじめます。
そこで申告書作成に必要なある数字について、自分で表計算ソフト集計した合計額と税務ソフトで自動計算された合計額が違うのに気がつきました。
表計算ソフトで細々とした額を取引先ごとに集計し、それを税務ソフトに転記したのですが、その合計額が合わない・・・。
最初考えたのは、税務ソフトの集計のための項目入力ができておらず、その取引先の数字が合計額に反映されていないのではないか、ということでした。
それを確認したのですが、きちんと反映されている模様です。
いやこれは自分が税務ソフトになれていないから、なにか特別な操作なり、数値が反映されるボタンがどこかにあるのではないかと必死でさがしましたが、分かりません。
機械は正直者
ひとしきり悩んだのちに、「機械は命令には背かない」という基本に立ち返り、もしかして表計算ソフトの合計するための演算が間違えているのではないかと見てみたところ・・・ありました。
取引先ごとの合計額の合計をしていたのですが、ひとつの取引先を2回足し算していたのです。そりゃ合いませんよね。
分かってしまえば、何だそんなことか、くだらないなと思うのですが、これが分かるまでは軽くパニクっているのです。
自分は特別という認知バイアス
先日読んだ本に、人は誰しも自分は特別だと考え、他人のことは一般化して考えるものということが書かれていました。
考えてみれば、自分のことは自分しか実際に感じることはできないのですから、それは当たり前のことなのですが、そのことを忘れて行動してしまうのが人間なのだと。
今回の間違いも、当初自分が間違えているとは考えずに、税務ソフトの入力方法の問題なのではないかとソフトを疑ってかかっていました。
まず疑うべきば自分、ですね。
このことはもし、他人様の間違いを指摘する際にはよほどの注意が必要ということです。間違いを指摘する際に断言することは厳禁ですね。

