忘れてはいないけど咄嗟には
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相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。 ☞ 仕事を依頼する
090の携帯電話番号から着信があり、電話に出たところ「○○です。」と名乗られたのですが、咄嗟に電話相手の○○さんの顔が思い浮かびませんでした。

忘れてはいないが
もちろん電話の相手はこちらが岡田だと認識していますから、そのように喋り続けるのですが、こちらは咄嗟に認識できなかったので、ちょっと面喰った感がでてしまっていたと思います。
二言三言おはなししたところで、相手の顔が出てきて普通に会話できたのですが、記憶の引き出しを開くのに時間がかかっているなと実感しました。
もう30年以上も前の話ですが、税務署の研修所(税務大学校)でとある教育官が「ほらあれぞ、あれ」と「あれ」とか「それ」とか「なんぞ」とかよく言っていたことを思い出します。
その教育官は当時40歳そこそこでしたから、今の自分はずいぶん年上になってしまいました。
自分の気持ち的には税務大学の研修生時代(20歳)とあまり変化してない感覚でいるのですが、身体も頭脳も37年の歳月を重ねて老いて・・・いや熟成されてきているのですね。
変化するから役立つ
ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの「自省録」に「変化しないものは役に立たない」ということが書かれていました。
たとえば水はその周囲の温度によって、氷になったり、水蒸気になったり変化します。その変化する性質がいろいろなことに役立っています。
人間を含むあらゆる生きものも、生まれて成長し老いてやがて死を迎えるという変化をしています。常に変化の過程にあり、その年代ごとに役割は変わっていきますが、それぞれの年代で役立っていることがあるはずです。
きょうの自分と明日の自分とは同じようでいて、確実に変化しているのが真実です。
人の名前が出てこないのを、物忘れが多くなったと嘆くよりも、これも変化の一過程でなにかの役に立っていると捉えたほうがいいですよね。
忘れるのも悪いことばかりではありません。
そう、なにか耐えがたい苦難にあったとしても「忘れる」機能があるからその苦い記憶にしばられず、笑っていられるのです。
【きょうの仕事】
譲渡所得の申告依頼がありました。
所得税申告書の作成まで全部というお話でしたが、譲渡所得の内訳書の作成のみにしていただけるようにお願いしました。

