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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続税専門の税理士の岡田隆行(okatakatax.com)です。
不動産業者の方対象の研修会の講師を拝命しましたが、それは私を必要としてくれているということですから、とてもありがたいことです。
必要とされるということ
先方から直に指名されたわけではありません。税務署OBの先輩税理士先生から推薦された格好で私に依頼されたのです。
税理士になっていなければ、こういった講師を拝命することもなかったでしょう。おそらく不平不満を口にしながらどこかの税務署で資産税担当の仕事をしていたに違いありません。
税理士になっていちばん何が良かったかと言えば、「自分が必要とされていることを実感できる」ことです。
以前、税務職員だった頃には、仕事をこなせることは当たり前のことと自分も、周りの職員も、納税者の方もそのような認識でいます。その結果、自分が必要とされている存在だと感じる機会がほとんどありませんでした。
自己の重要感
人づきあいの根本原則を説いた「人を動かす」(デールカーネギー著)によれば、人間が根源的に渇望してやまないのは「自己の重要感」なのだそうです。
税務職員時代の私が「自己の重要感」を感じられるのは、毎月16日の給与支給日ぐらいでした。給料をもらっているから家族を養えているということで重要感を感じられたのです。
税理士となった今では、仕事の依頼を受ける度に必要とされているということを実感できます。報酬をいただける上に「先生に頼んでほんとによかった」と感謝までしてもらえることもあります。
しかも今回は数十名の受講生相手の講師です。報酬をいただけることはもちろんうれしいことですが、加えて全く知らない何十人もの未知の方々と一度に顔を合わせることができます。
もしかしたら、その受講者の中から別の仕事の依頼がある可能性も充分にあります。私の講師ぶりがあまりにも酷かったらその可能性は限りなく低くなってしまいますが・・・
とはいえ、それは逆もまた真なりで、講師をうまくこなすことができれば、気に入っていただけて次の何か面白い仕事につながるかも知れません。
どっちにしても面白そうで、楽しみでわくわくしてきます。
すべては何かの導き
アタリマエですが、私は自分で生まれてこようと思って生まれてきたわけではありません。自然に生まれてきて、55年目を今生きていますが、自分の意思で人生を切り開いてきたとか、そんな大層なことをしてきた積りはまったくありません。
自分の努力とか実力とかはほんのささいなことであって大勢に影響はほとんどなくて、ただ何かに生かされているようだ、と今さらながら感じます。
すべては何かに導かれているというのが真理なのかも知れません。
だから、講師の仕事がやってきたらよろこんでお受けする。そして自分ができる準備をしたらあとはその場でできるだけのことをやる。そうしてまた次にやってくるものを受け入れて行けばいいだけで、何も不安を覚える必要なんてないのだなと。
何かの導きで、たまたま与えられた研修講師の時間を目前にしてそんなことを考えています。
最後まで読んでいただいて感謝します。
【きょうのラッキーさん】心理カウンセラーラッキー
ほんとの幸せは日常のささいなことにあることに気がつく。
宝くじに当選した、豪邸に住んでいる、高級車に乗っていることなどのことは、最初は幸せを感じるかも知れないが、その感情はすぐにしぼんでしまう。ほんとの幸せは美味しい晩ごはんだったり、ふと吹いてきた風の心地よさだったりその積み重ねなのだ。
【きょうの料理】
豚ロース肉の味噌漬け蒸し焼き。付け合わせの野菜炒めで豚肉が見えません。