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おはようございます。税理士の岡田隆行です。
旧知の方から事業所得の記帳のご相談を受けました。その方はこうおっしゃいます。
「じぶんは帳面をつけるとかにはいちばん向いていない。」
「むかしから数字が苦手なんです。」
数字に弱いという思い込み
その方のお仕事は芸術方面なので、数字に弱いというのも、確かにとうなずけます。
でも、お話していて感じたのは実は「数字に弱いと思いこんでいる」のではないかということです。
そしてこういった思い込みは、誰しも少なからず持っている傾向なのではないかと思います。数字に弱いという思い込みを例にとるとこんな感じです。
(過去の経験から)数字に弱いと思いこむ → 数字を避ける癖がつく → 数字に触れる機会の減少 → 数字に慣れない → 数字が分からない → やはり自分は数字に弱いという思い
そういった経過を経て、どんどんと”数字に弱い渦”に飲み込まれて行っているのではないでしょうか。常に数字を避けているのですから、そりゃあ、数字に強くなりようがないですよね。
もちろん先天的な才能というものが存在することは事実です。それはそれとして、何にでも当てはまると思いますが、ある程度のレベルまでは「思いこみ」に支配されているような気がします。それは学習であったり、スポーツであったり、楽器の演奏であったりします。
そうだとすると、それを逆手に取って「じぶんは~に強い」と思いこみ(暗示)をかけることができれば、ぱっと目の前に素晴らしい世界が開けます。「そんなことはカンタンだ。なぜなら私は~に強いから」というふうに、できると思うことが先に立ってどんどんとできるようになってゆくのでしょう。
イチロー選手の「努力できる才能」というやつも、じぶんはできるという思い込みの結果なのかも知れません。
「苦手意識が苦手をつくっている」
【きょうの料理】
鶏ひき肉と大根のひらひら煮です。
出汁2カップに塩小さじ四分の一、しょうゆ大さじ1の味付けです。ややうすめですが、鶏さんからいい出汁がでますので、あっさりといただけます。