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当ブログをご覧いただきありがとうございます。相続専門の税理士の岡田隆行です。
他人の悪口を言わない方がいい理由には何がありますか?
登場人物を、言っている人と、聞いている人、言われている人に分けて、それぞれどういう感情を持っているのか分析してみましょう。
- 悪口を言っている人=鬱憤を晴らすつもりで言っているが、自分の感情を悪くしている。
- 悪口を聞いている人=言っている人に対して好感を持たない、警戒心を持つ。
- 悪口を言われている人=通常の場合、何も変化なし。
1悪口を言っている人
まず、悪口を言っている人ですが、自分で発している悪口、言わば毒を一番近くで聞いているのは、他ならぬ自分自身です。自分の発する毒で自分がやられてしまうことでしょう。
カメムシを小さい瓶に入れて密閉し刺激を与えると、カメムシは自分の発するガスで卒倒します。悪口にも同じ効果があります。自分の発する毒にやられてしまいます。
”宇宙はYESしか言わない”という小池浩さんの著書があります。
たとえば、他人のことを「あいつは腹黒いヤツだ。」と言ったとしましょう。すると宇宙は「はいご主人様、 ”腹黒い” ですね。承知しました!」と言う具合に、まことに素直に”腹黒い”ものを引き寄せてしまうそうです。自分が他人に対して発した悪口は、すべて自分に返ってくるということです。
2悪口を聞いている人
悪口にもいろいろとあって、軽いタッチのものから、聞くに堪えない罵りまで様々です。
聞いていて一番困るのは、その悪口の対象が自分のよく知る人物の場合です。特に自分が尊敬している人の悪口を聞いてしまったらどうでしょうか。絶対にいい気分にはなれませんよね。例えその悪口にどんな理由や根拠があるにせよ、それを言っている人をいい人だとは思わないし、思えないでしょう。
ましてや、悪口を言っている人を尊敬することは、どんなに時代が変わろうとも、DXが社会の隅々まで浸透しようともないでしょう。人とのつながりはどこにあるか、どこにできるか分かりません。親しい間柄と言っても、そうその相手が家族ですら誰とつながっているかをすべて知ることなんて不可能です。誰にも未知の部分がある訳です。
そうすると、誰に対しても他人の悪口を言うことは危険極まりない行為と言えます。
3悪口を言われている人
根も葉もないうわさ話が広まったことで、不利益を被ることがあるかも知れません。しかし、自分の悪口を言っている他人の口に蓋をすることは難しいですよね。
それに悪口を言われるというのは、自分が何かの面で傑出しており、その妬みからでていることも往々にしてあるようです。
デールカーネギーの「道は開ける」に「死んだ犬を蹴飛ばす者はいない」というおはなしがでてきます。優秀で注目されている人は、賞賛もされるが、逆にバッシングも受けることも少なくないという意味です。自分には絶対に到達不可能な領域にいる人の能力を、尊敬するひともいれば、妬むひともたくさんいるということです。
そんな優秀で注目されている人は、ほとんどの場合他人の悪口など目もくれず、気にもしていないでしょう。自分の好きなことに一生懸命で、そんなことに耳を貸している暇がないからです。
言わないのが吉
これらの事を総合勘案しなくても、こたえは明白です。悪口はなんらのいいことは生みださないことがよく分かります。言わぬが吉。
【きょうの料理】
鰆のみそ焼きです。鰆に軽く塩コショウをして、片栗粉をまぶしてフライパンで焼き色がつくまで焼きます。弱火にしてから、白みそをお酒とみりんで練ったものを鰆にからめればできあがり。みそと鰆のコンビネーションがばっちりです。